失明日記16 | 嘘の数だけ線を引こう

嘘の数だけ線を引こう

嘘とか付いてますけど本当の事だけ書きます。言いたくない、書きたくない事は黙秘ということで。

目の不調2


ある日失明を宣告されたのと同じ様にお医者さんの口から言われたのが「穴が開いている」の宣言。

正直ギョッ!としました。失明時は事態が飲み込めず、混乱したまま入院→手術になっていきますが、今回は事態の重要性を知っていたので、焦りました。

でもお医者さまの口調は軽かった。

「広がらない様に今日レーザーで焼いちゃおうか。」要約するとレーザーで目ん玉を焼く手術だ。

穴の周囲をレーザーで焼き付ける事で剥がれていく事を防ぐわけですが、不安で一杯でした。


穴が開いていたのは失明して手術した左目ではなく、右目の方です。両目が網膜剥離の危険があるのは知ってましたが、実際そうなるのは正直凹みます。


手術の前に目の玉に局所麻酔をします。言葉だけだと注射をブッスー・・・・ですが、実際はゼリー状というか、ジェル状の麻酔薬を目玉にベッタリと塗られた程度です。それはそれで初体験で未知の事でしたが。

そして毎度おなじみの頭部固定危惧みたいなやつにアゴを乗せ、昔の時計職人が片目につける、なんか顕微鏡のレンズみたいな物、あれを逆さにした物を目玉に装着します。お医者さんはコンタクトレンズと言ってたけど、多分その言葉には似合わない造形です。

そしてお医者さんは「3回焼くからね」確かに「3回焼くから」そう言ってました。

だから自分も3回我慢する覚悟を決めました。やってやらー!の開き直りです。

暗闇の中で実際には何がされているのか分かりませんが、お医者さんの合図と共に衝撃が。

「ウンガ!」「フンガ!」「アンガ!」実際には声を出してはいませんが、そんな感じです。

我慢しましたよ。たった3回です。我慢できない筈はないです。

衝撃というのは脳ミソを割り箸で突っつかれている感じです。そんな事された事ないのであくまでイメージです。強烈な光が直接脳に届いた感じなんですかね。


続く。