コッペパンを 揚げて


お砂糖を たくさんまとった揚げパンは


小学生のときに


とても うれしい献立だった


給食の時間は 私には 悲しい時間だったから


お肉が 食べれない私は

いつも 椅子に座り


給食のトレーを 見ながら

お肉を みてた


怒られた記憶は ない


記憶は


同じクラスに 知能に問題があった男子がいて


泣き叫んだり


男子に いじめられてたりしてて


私は あまり 同級生に見られてなかったかもしれない


ん~


記憶の底に 沈めてしまったのかも


悲しい気持ちが 残っているのだから







揚げパンは


運動会や


特別な行事のときに


食べれた







甘くて


べたべたしていて


ゆびさきや


口のまわりが


ざらざら


甘く‥小学一年生の 味










この頃


童話を よみはじめた


おやゆびひめ


シンデレラ


いろいろ


家には アンデルセンや

世界の童話集みたいな全巻とか


日本文学とか


たくさんあった


父が 本好きで


父の眠る部屋には 本が 積まれてた


いくつも


いくつも











メルヘンの世界に 出会ったのは


父のむすめだったからだ










揚げパン


いまの小学生は 揚げパンって 給食の時間に 出るのかな