先日のY様邸地盤調査です。
当社はジャパンホームシールドさんに調査から保証までのシステムをお願いしております。
20年前ぐらいは、地盤調査をやっていないところは多かったです。
瑕疵担保履行法以降は、ほぼ全てのところがやっていると思います。
今では色んな会社が地盤保証を扱っています。
30年保証をうたう会社もあります。
選択肢はかなり増えました。
当社の保証会社の選定のポイントは3つあります。
①解析力
②実績と事故率
③その会社の信用
①の解析力は、ジャパンホームシールドの独自のSDS試験による土質の判定の精度が高いこと。
そして、圧倒的な調査実績数によるデーターベースがあることです。
解析力があることで、判定のミスや過剰設計を防げます。
②の実績と事故率は、地盤調査をしても家が傾いたりする確率が100%ないとは言えません。
そのために保証があります。
しかし、施主さんも、住宅会社も、保証会社も事故が起こって良かったと思う人は誰もいません。
実績と事故率の分子と分母の数字で判断しています。
③その会社の信用ですが、その会社の資力や親会社がどんな会社か?ちゃんと保険に入っているか?も重要ですが、会社の体質がもっと重要かと思います。
20年以上見てきて、変な動きがあったかどうかです。
保証会社も競争です。
依頼があって利益が上がります。
以前、同じ保証会社で地盤事故が連発で起こったと聞いたことがあります。
これは、どういうことかを構造で有名な先生から聞いた話で合点がいきました。
「保証会社は住宅会社の顔色見るんです。仕事が欲しいから住宅会社のニーズを汲み取ろうとする。それで甘い判定をする。」
私たちもお施主さんとの家づくりで地盤補強工事の費用はかかって欲しくはありません。
しかし、本当に地盤が悪いならしっかり補強しないといけない。
人間の体で悪い所が見つかったら放置しないで治療するのとおなじですね。
私たち住宅会社は保証会社が正当な判断をしてくれるのかは重要です。
設計者も丸投げにせず、日々地盤についても勉強しないといけません。
Y様邸も気になる自沈層があったので、追加でポイント数を増やして念入りに調査してくれました。
当たり前にのことですが、基礎の下にくる地盤は重要です。
唐津市 小城市 伊万里市 糸島市 住宅の設計・施工 ずっとはうす建築設計事務所 代表 松木崇幸 の ブログ です