六月は、イベント祭り。


別名、休みの日に出かけすぎて、全然休めてない月間。


まず舞台「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」からスタートし、舞台「パラサイト」を観て、「Black Rabbit」福島公演、そして、また昨日カモメで終了しました。


色々感想書きたいのに、追いつかない。


とりあえず、記憶新たなうちに「パラサイト」から。



映画から設定を、90年代の神戸に変えています。


とかいってますが、


私は実は映画「パラサイト」を観ていない。

いつか見ようと思っているうちに時はすぎ。


家族が豪華キャストだし、舞台版観たい!ってことでチケット先行申し込んだら取れた。

S席だったけど、わりと1階奥でした。


そんな映画未視聴で舞台を観るという、少数派の感想です。


なんか、作品に関して、ふんわり知ってる情報として、


お金持ちに寄生しようとする、半地下で暮らす家族の話、途中どんでん返しがある、なんか最後は残酷。


くらい。←前情報が雑。


いざ、舞台。


ネタバレなしの感想としては、面白かった。うん。


さすが、話題の映画を舞台化しただけあって、ストーリーはわかりやすく、テンポよく、笑いどころも多く、面白かった。見どころたくさん。

チケットはややお高めですが、セットの作り込み感想、キャスト陣を考えると、まぁ妥当。


残酷シーンはあったけど、そのもののシーンははっきり見せない感じ。


ネタバレありの率直感想。


キャスティングは豪華で問題なしだったのですが、そして映画版は未だ観てないので、もしかしたら原作もそのままの可能性もありますが。


舞台版は、金持ち一家を演じる真木よう子さん、恒松祐里さん、山内圭哉さんがとにかくクセのある演技をしてくるので、演技達者が集まったはずなのに、主役側の寄生家族が印象薄い演技にしか見えなかったのが意外でした。


古田さん、江口さんが出てるのに見せ場があまりないというか。もったいない。


時間を経た今でも、金持ち一家のネタしか覚えてない。


主役側がもっと悪い一家だと、私が勝手に想像していたのが、悪いのですが。


あと、家政婦のキムラ緑子さんの演技が前半と後半でガラッと変わるというか、レベルの違いが半端ない。


カーテンコールの拍手も、緑子さんの時だけ大きさが違うという感じ。


劇は、笑いどころ、多めで楽しめたのですが、その分、大事なポイントが印象残らずになってしまったような。と思ったのが、最後のパーティーシーン。


なるほど、これが結末残酷とか言ってたパーティーシーンか。と思いながら見ていたのですが、娘が刺された後、古田さん演じる父親が、なんで金持ちの人を刺したのかがさっぱりわからず。


というのも


パーティーシーン、人を刺す流れがめちゃくちゃ早くて、恨みをもたれた寄生家族が刺される動機はわかるけど、なぜそこで金持ち父さんを刺しにいく?


みたいな。


見終わったあともわからなかったので、とりあえず映画版の該当シーンを確認。


で、ようやくわかった。


「臭い」のくだりは台詞ではあったのですが、パーティーシーンでは多分あの動作なかった気がする(記憶違いだったらすみません)そこ重要なのに。


舞台版は金持ち一家が、持ってるものゆえの傲慢さとかはあるんだけど、笑いで楽しい面が多すぎたので、嫌な風に見えなくなってしまっていた。


むしろあの手この手で金持ち一家に乗り込む一家があまり可哀想には思えなくて、そりゃそうなるよね、みたいな。ラストに感動は覚えず。


とりあえず、映画を見ていた家族は、映画の方が良かったとか言っていたので、映画版もちゃんと見ようと思ったのでした。