おびちゃんの日本留学 ついにきた中間テスト | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

日本の高校に2学期から留学中のおびちゃん、ついに来た、中間テストである。

留学生なので、かならず受けないといけない決まりはない。

大抵の留学生は初歩的な日本語が話せるかどうかくらいのレベルなので、当然のこと、授業の内容について行っているとは期待されていない。

受けたい科目だけ試験を受ければいいらしいが、日本語が怪しい状況では各科目の試験など受けても意味はないだろうから、普通留学生はテストは受けないのかもしれない。

 

おびちゃんは日本語は同年代と同レベル、なんの問題もない。

ただ、補習校で国語だけは学習しているものの、他の教科は中学校以降履修していない。

高1の1学期もスイスにいたので、学年途中からの受講である。

そのせいもあってか、特に苦手なのは古文らしい。

現代文はともかく、古い日本語までは手が回らず、二学期に入ってすぐに出てきた動詞の活用形ですでにギブアップ。

というか古文の動詞の単語をそもそもほとんど知らなかったと思う。

今回も古文のテストはパスを申請したらしい。

 

こちらでもラテン語はあんまり得意ではなかった。

そもそも彼は気味では物理数学コースに在籍しており、語学全般が得意な方ではないというか向いていないたちである。

英語が得意なのは単に、私のトリリンガル計画(頓挫したとはいえ)のおかげで幼少から慣れ親しんでいるだけである。

 

その他の教科は一応理解し、ついていってるらしい。

特に英語は(たまに問題文の日本語の意味がわからない以外はw)まったく問題がなく、高得点が期待される科目である。

数学はスイスのギミの進度とさほど変わらなかったらしく、もともと得意ということもあり問題ない(と本人は言っている)。

残りは理科と社会。

ただどういうわけかよくわからないが、時間割には理科とか社会ではなく「人間生活と科学」みたいな科目名が記されており、私の知る物理とか化学とかのカテゴリ分けとは違うようだ。

 

これまでのおびちゃんのパターンでは、学校が変わって最初の試験は点数が低い。

どこまで手を抜けるか挑戦しているとしか私には思えないが、最初は軽くジャブをだす程度にとどめて様子見をするのだ。

その後得意科目は徐々に上がっていき、そうでもない科目も赤点にならない程度まで上げる努力をする。

ミニマムインプット、マキシマムアウトプットを目指しているとしか思えないやり口である。

 

今回の日本滞在でも、定期考査は3回受けることになる。

本人はちゃんとやってる、大丈夫と言っているが、おそらく今回の中間テストはさほど期待できないのと私はひそかに思っている。