今年のお正月も、つきたてのお餅 | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

24日昼まで仕事して、まるまる2週間休みを取りたかったのだがーーー

とある予算申請書の締切が7日にあるため、早々に休みを切り上げて5日から働く羽目になった。

それでも10日ほどは仕事をせずに家にいたのだが、それでも諸々の家事は休みになるわけではない。

 

去年は5品ほどのおせちを作ったのだが、さして需要がないことがわかってしまったので、今年は手抜きを決め込んだ。

ウスターの御用達肉屋Hotzで年末年始用に豚肉と牛肉の薄切り(すき焼き用)を調達したのと、北海水産で新巻鮭(関西人の私にはしょっぱすぎた…)その他少々を調達したほかは、とくにこれといった買い物もせず。

クリスマスの飾り付けはかろうじて子供達を駆使してやったのだが、それを引っ込めて正月飾りを出すのすらすっかり忘れていた。

 

唯一お正月らしいことは、お餅を作ったこと。

といっても、やることは簡単、餅米を炊飯器で炊いてホームベーカリーでこねるだけだ。

餅米は2kg入りパック(確かカリフォルニア産)が西ショップで入手できるので、それを使う。

お餅のお供は、大根おろしときなこ、あんこにずんだ(枝豆をつぶして砂糖を混ぜる)。

きなことあんこはもちろん市販品、おろしとずんだは、フードプロセッサーで潰して終わりという我ながらあっぱれな手抜きっぷりだ。

 

普段なら、正月休みには各種の日本人会で餅つき行事がある。

もしかしたら、日本にいるより餅つきを見る機会が多いくらいかもしれないのだが、それも去年に続いて今年も軒並み中止。

やはり直接手で食品を触るので、今の御時世に餅つきはありえないのは仕方ない。

 

ビジュアル的にはまったく面白くともなんともないのだが、ホームベーカリーで餅つきは本当に簡単だ。

しかも、市販の固くなった餅よりもできたては数割増しに美味しいので、お米がカリフォルニア産だろうとさほど気にならない。

ホームベーカリーは普段のパンを焼くのにも使うので、うちはもしかしたらオーブンの使用頻度よりホームベーカリーの使用頻度のほうが高いかもしれない。

 

今年も去年に続いて友人家族と新年会をやったので、ホームベーカリーを持ち込んで、みんなで堪能した。

3家族12人、餅米6合分があっという間になくなってしまった。