今年の年越しの、おせちもどき | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

例年年末年始は日本にいることが多いのだが、今年は帰省もままならないので、強制的にスイスで年越しとなった我が家。

これまで実家で母親や祖母がお節を作っているのは手伝っていた。

子供の頃は、関西のお節の定番ブリの照り焼き用のブリ切り身を、祖母に指導されて、タレに付けつつ炭火で炙ったりという本格体験(?)をしたことも。

 

しかしここスイスでは、まず材料の大半が普通には手に入らない。

これまで何度か和食屋の仕出しお節を買ったことはあるが、自分で何か作ったことはない。

しかし、自発的に日本に行かないと決めたときには気にならなかったのだが、帰れないとなるとおせちが無いのもなんだか寂しい。

天邪鬼である。

 

そこでスイスでも作れそうな品目をピックアップしてみて、実際に下の6品を作ってみた。

 

1筑前煮(関西では、ちくぜんだき、とよばれる)

アジアショップの冷凍庫で里芋(タロの小さいやつかも?)とレンコンを発見!干し椎茸のストックと、wakaraさん配送の皮付き鳥モモとニンジンでばっちり。

 

2紅白なます

今や、大根も普通のスーパーで入手可能。14年前にはなかったのだが。

 

3海老の旨煮

やはりアジアショップの冷凍庫で、尾頭つきの大きいのをゲット。茹でて漬け汁に浸すだけで案外簡単。

 

4サツマイモきんとん

こっちのサツマイモは柔らかいので、潰しやすい。。。が水っぽいので、火にかけながらよく練る必要あり。

りんごの角煮とレーズンも加えて、子供向けの味付け。

 

5煮卵

たぶん伝統的な具ではないが、美味しいし簡単、なんとなく彩になる。。。がよく考えたら、伊達巻と卵かぶり笑。

 

6伊達巻

これは初挑戦。はんぺんを買えずに、代用で絹ごし豆腐を使うレシピで。海老の漬け汁の残りで海の風味をプラス。

 

本当は、西ショップで田作り用の小鰯も買いたかった...のだが、28日に店の前まで車で行ったら行列ができていた。

その上、周囲の駐車場もすべて埋まっていたので、泣く泣く、筑前だき用の蒟蒻と伊達巻用のハンペン、かまぼこなども諦めた。

もしかしたら、店に入れたところで、すでに売り切れていたかもしれない。

いやそうに違いない!と自分を無理やり納得させる笑

 

こったものは作らなかったが、その分子供達には受けが良かったおせちの中身だった。