スイス人の心を体現しているかのよう | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

テレビで見かけることの多くなった、スイス連邦の保健庁感染症対策室のコッホ氏。

19世紀の細菌学者、ロバート・コッホを連想させる名前からして、なんだか頼りになりそうな感じだ。

その言動はいかにもスイス的(もしくはゲルマン的)、と私は感じる。

 

ドイツ語圏の人達は外出禁止措置は必要ないと考えており、実際に自ら外出を控えるという行動をとっている。

一方、フランス語圏・イタリア語圏では、政府が禁止措置発令をすべきという意見が多いらしい。

 

チューリヒにいると、実態はほとんど外出禁止措置と変わらないくらい街には人がいないので、私もこれで十分なんじゃないかと感じている。

これ以上締め付けても、実態は何も変わらないだろう、すでに必要な買い物と散歩くらいしか外には出てないのだから。

(他の街は知らないが)

 

大半のスイス人(主にドイツ語圏の人達)もそう考えているらしい。

このあたりが、私がスイス(チューリヒ)は暮らしやすいと感じる理由の一つだ。

非常に合理的かつ理性的な社会だと思う。

その辺りの、言語圏間の違いが上手く説明されていて興味深い記事である。

 

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