スイス人はBBQとは言わない。この国では、BBQはグリルと呼ばれる。
動詞ではgrillierenである。
てっきりスイスドイツ語かと思っていたら、ちゃんと辞書にも載っていた。
4月入ってぐんぐん気温は上昇し、今日は22度までいくらしい。
週末も暖かかったので、遊びに来た友達夫妻と早速グリルをすることにした。
友人夫妻の夫の方はフランス人。
フランス人の標準よりは下とは思うが、やはり食べ物にはそれなりのこだわりがあるようだ。
私は炭に火が付いたらすぐに準備OKと判断して焼き始めるのだが、彼にいわせるとまだ早いらしい。
炭全体に火が回って白くなるまで待てと。
そうでないと、温度が安定せずおいしく焼けないとな・・・
というわけで、火をつけてからかれこれ40−50分まつことに。
うちは去年からAnzündkaminなる、炭に火をつける道具を導入したので、炭おこしは格段に楽になった。
金属製の巨大なビアジョッキのような物で、これに炭を入れて着火剤の上に置いておけば、全体に火が回るという優れもの。
火をおこすのが得意なスイス人がいないうちのような家庭には、必需品である。
去年新しいBBQグリルを買おうとしてサーチしているときに見つけたのだが、本当に素晴らしい、の一言に尽きる。
これ無しには、もう火はおこせないというくらい簡単に火をおこせる。
もっと早く、これと出会いたかった・・・
ともあれ、この着火用具とこだわりフランス人のお陰で、焼けたお肉はおいしかった。
またイースターにグリルやろうっと。