ドイツ語レッスン | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

今日はドイツ語レッスンの日だった。

二人目が生まれて、というか生まれる前の最後のレッスン予定の日に緊急帝王切開されて産まれてしまい、その後のてんやわんやでそれきりになっていたドイツ語レッスン。

さすがにそろそろ再開した方がよかろう・・・じゃないと忘れちゃう!

というのは、普段の生活ではあまりドイツ語は必要ないから。
研究室内は英語だし、大学の大半の人は英語を話す。
セミナーも我々の担当する講義も英語である。
私(どうみたってアジア人)にドイツ語で話しかけてこようという勇気ある(?)人は、食堂のおばちゃん達とお掃除のおばちゃん達くらいなものだ。

何で必要かというと、主に大学以外の場所で使うため。
最近は、おびちゃんが幼稚園と学童からいろいろとお知らせをもらってくる。
もちろんチューリヒ州の公用語たるドイツ語で書いてある。
その他、公的機関から届く書類はもちろんほとんど全てドイツ語。
大学も、書類で来る物はドイツ語で書かれている(たまに裏面は親切にも英語だったりもするが)。

おかげで、相当の読解力と若干の聞き取り能力は既に付いている。
はっきり言って、センター試験のドイツ語なんてちょろい、と感じる程度である。

問題は会話能力の方である。
正しい日本人らしく、何か言うのが苦手である。
いや、性格的には日本人らしくない我々、ぜひ話したいのだけど(笑)ドイツ語の表現力が付いていかない。
お買い物の時などであるが、これは会話の内容はほとんど決まっているので、普段はさほど問題にならない。
少々複雑なことを言いたいときとか、注文した物が届かないけどどうなってるの!?とクレーム付けたいときとかの場面で、困ってしまう。
あと、おびちゃんの同級生の親など、ご近所の人が集まるとやっぱりドイツ語になってしまって、会話に付いていけず置いてかれて悲しい思いをする。

今回のようにどーんとブランクが開く度に、ぐぐっと会話能力が下がる気がする。
たぶんスイスに来て3年目くらいにピークになっていたと思うのだけど、そこでおびちゃんが産まれて一時中断、その後なんとか下降を最小限にとどめていたのに、今回の出産でさらに下降してしまった。

本気でてこ入れしないと、歳のせいもあって年々下降するばかりである。
カツを入れ直して、まじめにレッスン再開!