1958年、ホンダから初代スーパーカブc100が発売され大ヒット。

 

その2年後の1960年に私が誕生し、物心ついた時には私の親父がスーパーカブc100に乗っていました。

 

 

親父は私を後ろに乗せてトンネルのあるコースを走ってくれます! 私はなぜかトンネルが好きでした。 スーパーカブc100のマフラーからのトポトポトポトポという排気音がトンネル内に入ると反響してシュバババッシュバババッと音が変わるのが好きだったのです。

 

そんな60年以上前の初代スーパーカブc100が、令和の時代に最新の技術と最新のハイテク装備を備えてスーパーカブc125として蘇ったのです!!

 

 

その姿を見た瞬間、私の「欲しい・・乗りたい・・」という思いが止まらなくなってしまったのです。

しかし、スーパーカブc100はc100と名付けられてはいるものの排気量は49CC!! つまり原付免許で乗れるのですが、C125はその名の通り排気量は125CC(正確には123CC)なので乗るには小型自動二輪の免許が必要なのです。

 

私は原付と普通自動車しか持ってません・・・・とは言え若いころバイク経験はあります、ただオフロードバイクで競技場でレースなどをする、いわゆるナンバープレートのないモトクロスバイクなので一般道は走らないため免許は不要だったのです。

 

 

仕方がない、あきらめよう・・・ そう何度も自分に言い聞かせました。

しかしそう思えば思うほど、頭の中に実家の庭に停められたC100の姿や親父とのトンネルの思い出が次から次へと湧き上がってくるのです!

 

よ~し!! 免許がないなら取得しよう。

 

こうして63歳の爺が教習所に通い始めました。
歳のせいなのか長いブランクのせいなのか一本橋で苦戦しながらも、何とか最短でストレートに卒検をクリアー、免許を手に入れました。

 

そしてついに我が家にC125がやってきたのです!!

 

これから徐々に自分なりのカスタマイズを施しながら、思い出を乗せたバイク 

ノスタル爺号としてかわいがっていきます。

 

そしていつか親父と走ったトンネルのあるコースを、今度は私がカミさんを後ろに乗せて走ってみたいな・・・なんて思っています。