もともと医者の勧めで
不安時にソラナックスやデパスを飲んでた。

メイラックスに変えたのは、雑誌などで
ベンゾジアゼピンの問題が取り上げられ、
依存の少ないものにしたかったからだ。

アシュトンマニュアルでも長時間作用型への
切り替えを推奨していたので、自分では
より安全に服薬していると思った。

ところがメイラックスは半減期が長いので
効果は累積する。
2週間も飲めばもとの力価の数倍になる
非常に強い薬であると、後になって知る。

メイラックス服用期間は半年ほど。
飲んだ期間も短いと思って、短期間で減薬
したのが間違いだったようだ。

離脱症状は断薬後ちょうど5日目に起きる。

離脱症状は色々あるが、特に困らせたのが
痙攣だ。常に体のあちこちがピクピクする。

これはソラナックスやデパス断薬時には
見られなかった症状だ。

メイラックスに抗痙攣作用があるので、
断薬により効果の裏返しが出たと推測する。

入眠時に起きる痙攣はジャーキング
(入眠時ミオクローヌス)といい、誰でも
起こりうる。

しかし、離脱時に起きたそれは異常なほど
酷いものだった。

ジャーキングは、寝入りばな必ず起きた。
大きく体がビクンと跳ね上がる。
とても眠れない。

ジャーキングはマイクロスリープ時
にも起きた。これが朝まで延々と続く。
どんなに疲れても眠くても眠れない。

この拷問に、発狂寸前だった。

セロクエルによってムズムズ足っぽい症状も
出たので、少ししてセロクエルも断薬する。

今考えると、ジャーキングが収まってから
セロクエルを断薬しても良かったのだが、
当時は薬への恐れが非常に強かったのだ。

セロクエルを飲み続けたらジャーキングに
加えムズムズ足も治らなくなると思ったのだ。



  長くなったので次回に続きます