紳士とお話。 | 微笑みの国で漫画家生活。

微笑みの国で漫画家生活。

タイを拠点にアジアで活動中の漫画家です。漫画の描き方も教えたりしてます。なんだかんだで今年で海外9年目です。似顔絵漫画スタイルも得意です(1人5分描き。常にイベントで長蛇の列でいつもガクブル)☆よろしくです☆

うちのマンションの1階の

くつろぎスペースにいつも同じ場所に

初老の男性が座ってる。


今のとこに住みはじめて半年。


その人は朝も夜も座って

警備員やら住居人やらレストラン従業員やらと

しゃべってる。マンションにいる人間は

ほとんど知り合いな感じだ。


先日、シンガから友達がやってきて

鍵を渡したままで返してくれるのを忘れ

仕方なく彼女がうちに着くまで

くつろぎスペースで待ってた。

紳士もいた。

22時くらいで荷物持ったままで外に

いたのが不思議だったのか

「鍵忘れたのか?」と英語で話してきた。


正直驚いた。


ぱっと見アジア人だがどこの国かわからない外見。

日本人にも見えなくは無いがタイ人にも

見えなくも無い。でもいつもタイ語で会話してたから

タイ人なのだと思ってた。

タイ人でその年齢で英語が話せるというのは

結構すごいことだと思う。

まぁすでにこのマンションにリタイアで住めるくらいだから

(月のレント代がタイ人の月収分くらいだから)

何かやってる(やってた)人なんだろうとは思ってたけど。


「友達が鍵持ってるから今戻ってくるの待ってるの」

と返した。すると紳士は警備員を呼んで、

オーナーに連絡してもらいマスターキーを出してもらった。

どうせ30分ほどで友達来るしすでにここ数ヶ月で

2回も夜にオーナー呼び出して鍵を出して

もらってたので、できれば避けたい状況だったのだが。

(すげー良いオーナーだけど。だからかな。)


部屋に入って待つこと30分友達到着。

紳士に礼を言って初めて話した。


これがきっかけで会えば何か話してる。


今日も洗濯機(1回30B)へ洗濯物を取りに行くと

呼び止められ「これはずんこの指輪か?」と言われた。

洗濯機使った時に中にあったというそのリング。

もちろん私のではないが彼クリスは今その

持ち主探しを楽しんでいる。

そのまま彼の生い立ちの話になったのだが

クリスはかなりいろいろなアジアの人種の血が

入っているようだ。

父はタイ人。母はインド人。

でもおばあちゃんは中国人で

ひーばーちゃんはまた違う国で。


幼少時代はインドで過ごし後にイギリスで4年過ごす。

イギリスで英語を学んだという。

(これだけで結構良い家系なんだろうなと思った)

今日はそこまで話して終わり。

(だって私洗濯物片手所持状態だったし)

「また続き教えて」というと

「いつでもOKだよ。」と空いてる椅子の上を手で叩いた。


クリスの英語はとてもわかりやすく話しやすい。

早口やネイティブの発音すぎると本当聞き取れないから

会話も楽しめる。シングリッシュっすからね自分の英語。


いやはや良い夜です。