退院の日は、朝からなんとなく落ち着かず。
病棟をとことこ歩き、この景色にお別れをする。
来てきたワンピースに着替えて。
ちょっとだけ化粧。
眉毛を書くと急になんとなくお見舞いに来た人のようになる。
ずーっとすっぴんでパジャマでいたのが、なんだか、急に、よその人のような。
で、事務の方が金額書いた紙を渡してくれて、一階までクレカを持って支払いに行く。
そこは一般外来の人も待ってるから、なんだか急に、『しゃば』に出てきた気分。
いやーでも、やっぱまだ痛い。
ぶつかられませんように…。
私、いままでここに来るとどかどかズカズカ歩いてたけど、誰かにすごい怖い思いさせてたかもしれないな
病院でくらい、静かに歩かないとだね。
見た目じゃわからないんだから…。
生命保険の診断書を文書窓口に出し、もう一度病棟に戻って天使にベッドチェックしてもらう。
そして腕のiDを切ってもらって…
私の入院生活は終わりました。
そうそう、ヨガとかストレッチは…と天使に聞いてみたら
『術後検診までは、基本的にダメ！』とのこと。
もちろん顔とか肩甲骨とか、直でお腹にかかわらないとこなら良いけど、ヨガは動きもゆっくりだから、腰から下は時間をかけてしまうことで、かえって無理がかかることもあるみたい。
まあ、私がやってたのなんてほんとなんちゃってだけど、だからこそ、怖いのかもしれないですね。
あと、免疫力も落ちてるから風邪ひかないよう気をつけてね、と。
ありがとう、天使達。お掃除の方も看護補助の方も、ご飯作ってくれてる方ももちろん先生達も、病院に関わってサポートしてくれてる皆さん方。
色々あると思う。職場だもん、やっぱり色々ありそうだった。
でも患者に対しては誰もが真摯で、気遣ってくれてた。プロだなあって感動しました
帰宅は贅沢してタクシー。
いやー、ただ乗ってるだけなのに疲れる
やっぱり体力落ちるよね、当たり前だ。
帰宅して荷物を整理しただけでまたぐったり。
守られていたんだなあ。病院は。
ほんと実感。