Day-8 クリーンルーム | MDS(骨髄異形成症候群)と闘うエンジニアのアメブロ

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2013年4月に重度の貧血で緊急入院。
再生不良性貧血から骨髄異形成症候群と7月に診断が変わり、骨髄移植を行うことに。

12/2に入院してから2ヶ月近くを過ごした5Fからいよいよクリーンルームへ。

この病院は1フロアが丸ごとクリーンルームになっていて、強力な空気清浄機はついているものの、病室は一般とほぼ同じ構成。ドラマみたいな透明のカーテンはない。意味がないのでやめたとかなんとか。ただ、最上階なのと照明や床材が違うので雰囲気が明るいというか、実際に明るい。

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天井の空気清浄機

病室が明るいというのはすごく大事なことで、体調が悪い時ほど明るさに気分が左右される。明日からのことを考えるとこの環境はありがたい。

病室を移動してすぐに首にカテーテルを入れた。以前の大学病院でもやったことがあるので緊張はなかった。担当は研修医だがこの先生、マルクでほとんど無痛だったのでこれも大丈夫だろうと安心していた。そして今回も麻酔でチクッとした以外はなにも感じなかった。すごい。

レントゲンでカテーテルの先端位置に問題がないか確認した後、早速点滴が始まった。抗がん剤は明日からなので、今日は生理食塩液ともう一つがぶら下がっている。これからしばらくは24時間なにかしらの点滴がつながっていることになる。面倒ではあるけど、他の患者さんを見ると点滴が4-5個と速度調整のポンプが同数で点滴棒が鈴なりになっていたりするので自分の点滴棒はまだまだ見劣りしている。

点滴棒


夕方にマスクに帽子、エプロンという面会者の格好でリハビリ担当のお姉さんが来た。毎日リハビリがあるとは聞いていたが、どうやら本当らしい。クリーンルームでのリハビリではいつも足に付けている重りやダンベルが使えないということで、若干メニューが異なるのと自転車がない。重りの変わりはお姉さんがやってくれるということで、押さえてもらいながら足上げとか腕を上げたりするが、人力だと負荷の掛かり方が一定ではないのと、お姉さんが近すぎて集中できない。もっと重くして欲しいと言うとお姉さんの筋トレになってしまうという。Amazonでダンベル買おうかな。

ちなみにタイトルのDay-8 という数字は移植日をDay0とした移植前後の相対表示になっていて、これからDay-7, Day-6, Day-5と減って行き、Day0以降はDay1, Day2, Day3と増えていく。日付ではなくこういう表記をするのが一般的なんだそうで、抗がん剤の投薬スケジュールもこういう表記になっている。