子どもがいる未来。
かつての私はそんな未来が
当たり前に訪れると思っていました。
けれど、かつての私が夢見ていた
その「当たり前の未来」は未だに訪れていません。
子どもが好きか?と聞かれると
「特別好きではない」と言うのが本音。
そんな私でも、なんの疑問もなく
「子どもを産むもんだ」と思っていました。
社会の刷り込み?ってやつですかね
いつか自分は子どもを産んで、母になるんだと。そんな道を歩むんだと信じていました。
現在結婚7年目。
不妊治療に挑んで、辛過ぎて逃げ出したのは数年前。
今でもその時のことを思い出すだけで
涙が出てくるくらい、辛い日々でした。
明かりの無い
どこまで続いているのか
出口があるのかもわからない
暗い暗いトンネルを進んでいくような不安。
他人を羨んで
自分が持っていないものしか見れなくなって
劣等感に襲われて
いつも自分を責めて
自分が自分ではなくなっていくような
そんな感覚に耐えられなくて
不妊治療から離れる決断をしました。
不妊治療への思いを言葉にしている今も
あのときの気持ちがフラッシュバックして
涙が込み上げてきます。
私の「子どもが欲しい」という思いは不妊治療から離れたあの時に置き去りにしてきてしまったのかも知れない。
不妊治療から離れて数年。
ようやく少し冷静にあの頃の自分を見ることができるようになった今、
置き去りにして蓋をし続けてきた気持ちを
言葉にすることで
「不妊治療」そして「子どもがいない未来」への思いと向き合っていけたらと思います。
かつての私が歩むと信じていた道ではない、
「子どもがいない」道。
その道をしっかりと踏み締めて
歩んでいくために。
後ろを向いたり前を向いたり、行ったり来たりしながらでも少しずつ前に進んでいきたいと思います。
子どもがいても、
子どもがいなくても
幸せな人生を歩めると信じています。
人生は自分次第。
絶対楽しく幸せに
生きてやるんだから!
不妊治療振り返りまとめ