「変わっているね」


「普通とちがうね」


何気なく放たれた  コトバに


笑ってごまかす 自分がいた


変わっている自分を


悪いものだと  思い込んでいた


でも ちがうよね?


よーく みてみて


ほら みんな 顔も 姿も 性格も


ちがっている


何一つ 同じ者は いない


「普通」でいることに


何も疑問を感じず


生きてきたひとが


いちばん  怖い


多数派の力で


自分は「みんな」で


あなたは「それ以外」


カテゴライズする 差別する 冷たい目線を送る


それがどれほど 


ひとを  傷つけるのかを


理解しているのだろうか


それとも傷つけることを


楽しんでいるのだろうか


もし あなたの指さす  手の先に


あなたの大切な人がいたならば


もし あなたの指さす  手の先に


未来のあなたの子どもがいたならば


想像してほしい 考えてほしい


気づいてほしい


あなたの人差し指以外が


いつも  自分の方へ  向いていることに