私がこの一年間で出会った

日本に来るユダヤ人旅行者の数は

2000人くらいだと思う。

安息日にシナゴーグで出会った人たちです。

 

日本には常設のコーシャレストランがほぼないため

コーシャを守る旅行客が日本食を食べる機会はない。

その人たちのために、私がたこ焼きを焼くことがある。

もちろんベジタリアンたこ焼きなわけですが。

たこ焼き機自体も興味津々ですし

たこ焼き機を買って帰る人もいる。

 

ちなみに、日本食といえば

「魚の形のパンケーキはどんな味?」

「塩味のパンケーキが食べてみたいわ〜〜〜」

「3色の丸い玉が棒に刺さってるのがかわいい〜〜〜」

とよく言われる。

それぞれ「たい焼き、お好み焼き、三色団子」のことです。

 

そんなこんなで私が焼いている間

ラバイが毎回、

私がなぜ改宗してユダヤ人になり

なぜここにいるのか、という

ストーリーをお客さんに紹介する。

すると皆一様にマザルトーブ(Mazol Tov!)

と祝福してくれる。

私はまた条件反射のお辞儀ペコペコ。

 

そして皆私のことを気にかけて話しかけてくれる。

その中でもこの1年で一番多かった質問は

「改宗するって家族はどんな反応だった?」

 

です。

まず間違いなく全員に聞かれた。

この質問には暗に

「改宗するなんて言って家族は反対したでしょう」

という意味が込められている。

 

私の家族は、私の夫のことを長く知っているし

彼も日本語を喋るし、なんせわかりやすい人なので

私の国際結婚に違和感を感じてなかったはず。

 

でも、、、もし次に

「イスラエルに移住します」

なんて言ったら「それはさすがにやめて」

というだろうと思うけど。

 

家族の反応についてはいつも答えに困る。

もし自分の大切な家族が

「ユダヤ人と結婚する」

「ユダヤ教に改宗する」

なんて言ったら普通は

どういう反応をするものでしょうか?

 

国際結婚なら?どの国なら?どの宗教なら?
それぞれ違ってくるのが普通だと思うけれど。