たびたびここでも土葬の話をしますが、

土葬に反対という方が多いという点への

配慮がなかったように思います。

反対が大きいのは知ってはいたけど

そこまで一般的に反対だとは思わなかった。

 

 

あらゆる動画では、

「イスラム教徒と土葬」という対比でしか出ませんが、

近所の外国人墓地では

クリスチャンと、ムスリムと、ユダヤ人の

共同墓地で土葬になっている。

 

 

土葬というのは

日本の法律でダメなわけではなくて

条例で禁止されているところが多い。

全国では土葬が9箇所あるらしい。

今後足りなくなると予想されることで

土葬予定地の住民の懸念点としては

日本の風土的に衛生面で問題があること。

 

 

日本で生まれ育ったユダヤ教改宗者として

両者見てる私が思うところは、

 

当事者としては

「土葬は生きることと同じくらい大事」

ということ。

 

日本人として

それなら「国に還れ」というのも当然の意見。

 

もちろん私も、改宗する前から

どこに骨を埋めるのかという課題は深刻にあった。

漠然とイスラエルに送るのか、

という思いは常にある。

 

だからこの状態が良くないんだろうな。

もしかすると日本で土葬するんじゃないか

という懸念を残してる。

 

きっとこれからも

騙し騙し、ケースバイケースで

問題だけが大きくなっていくだけなんだろう。

今のイスラエルパレスチナ問題とよく似ている。

 

当事者だけの問題ではなくなって

完全な解決策なんてなくて

混乱するだけ。

 

でも、死ぬ本人として

土葬か火葬か選べるとしたら

土葬、あるいは火葬もしくは鳥葬なんて死ぬほど嫌

という人はいるのかな。

 

土葬が嫌、

というのは残された人が言えることなんだな。

墓地の隣の家が安いように

トイレのそばには姑の部屋、みたい。

鳥葬でふと思い出したこの本

 
 
 

 

今日Xでたまたま土葬反対のポストをみて

心臓がキュッとなったわけです。

ブログの根幹をつかれてしまったと。

 

ユダヤでとても大事なことに

「言うかどうか迷ったら何も言わないのが正しい」

がありますが、

私が土葬について書いたことで

余計な問題を起こしうる可能性がある。

結局は私は言いたいから言っちゃうのですが。

やっぱり古い人の言うことは一理あるなあ。

 

日本でユダヤの人口が増える可能性はないし

日本人が増える可能性もないので

心配することは起こらないとおもうけど。

 

懸念のない土地を確保することは本当な可能なはず。

その限られた可能性を無視して

一方的に議論を進めることが一番不毛だ。