今年も、家中の粉モンなどのハメツを処分して、
最後にベディカセットで儀式をすることができた。
家中に10このハメツを隠して、
それをこどもたちが過ぎ越しの祭りイブの前の夜に
ろうそくの火で探し回る。

キャンディのようなものはハメツ。
不浄なものとしてさわらないように
羽とスプーンですくってハメツバッグにいれる。


集めた10個のハメツは次の朝、
今からハメツはどこにもないよ、
という意味を込めて燃やす、
というのが過ぎ越しの祭りを迎える流れ。

今朝、今しがたシナゴーグでみんなで
ハメツを燃やしてきた。
田舎育ちの私としては
簡単にものを燃やせる場所がないことにビックリ。
仮庵の祭り、スコットで使った
ルーラブという柳の枝も今日燃やす。

ルーラブはしめ縄のようで、
ハメツを燃やすのはどんど焼きさながらで、
似すぎてて面白い。


家ではまだ最後の作業がある。
キッチンを火炙りにしてお清めして
アルミホイルをはりめぐらせる。
パスオーバー用のものが元のシンクに触って
不浄になるのを避けるため
念には念をいれる。という慣習。


今日は過ぎ越しの祭りイブなので
長い夜になる。
פסח שמח!