日本にくるユダヤ人の旅行客の方たちで

食の規定であるコーシャ(Kosher/כשר)を守る人は

日本で買い食いを一切しない。

 

日本で口にできるものといえば、

フルーツ、生野菜、水、コカコーラ、スターバックスのブラックコーヒー、リプトン紅茶、コーシャ認証のついてる食品、それにシナゴーグで調理された食事のみになる。なので、自国からクッキーなどの乾物やチーズをメインに、食べ物をスーツケースいっぱいに持ってくる。

 

つまり、日本に旅行に来ながら一切日本食を食べる機会はない。

多くの国にコーシャの寿司レストランがあるのに、日本にだけはないという皮肉さ。あ、生ビールが飲めるからバーとかお店に入れる!

 

その方たちのために、シナゴーグで提供する食事では、

「日本の伝統食を食べてもらう企画」をしています。

寿司、天ぷら、ラーメン、たこ焼き

というラインナップで私は「たこ焼き係」です。

大阪観光をすれば道端で老若男女がつついていたり、

行列ができているのをみてとても興味深々らしい。

 

シナゴーグに食事を摂りにきたならば、

入った瞬間にジュージューたこ焼き焼いているので

みんなとても感激している。

ちなみに昨日のツアーグループは、神戸での朝食後すぐ長崎へ飛び、昼は持参のお弁当を食べ、夜にはまた飛行機で神戸のシナゴーグに戻って食事をする、という過酷なスケジュールを毎日こなしている。

 

たこ焼きはベジタリアン仕様でなんとか諦めはついたものの、

たこ焼きソースが改良の余地ありすぎで行き詰まっている。

 

今はこんな配分。

ハインツのケチャップのボトルに

全部材料をぶち込んでただシェイクするだけ。

煮詰めるだけでもだいぶ変わるのでしょうけれど。

おたふくのたこ焼きソースの味も思い出せないので、

何が正解かもわからず作っています。

 

本家おたふくのビーガンたこ焼きソース

決定的に違うのは「野菜だし」の有無。

つまり、これ以上に簡単にするのは無理か。

あとは配合を研究しないといけないのか。

 

みんなには

「どうせ誰も食べたことないから大丈夫〜」

と言われているけれど、

私のたこ焼きが日本食の代表みたいに

なってしまうので責任を感じています。。。

何かあればお教えください。

 

たこ焼き機はこれ一択。ガス一択。時短。失敗なし。

何人かはこのたこ焼きの鉄板を持って帰っているので

美味しいと言ってくれるのも嘘ではないのかな。