夫がアメリカから持って帰ってきた

ユダヤ教タウン誌。

「Family First」
「Mishpacha」もヘブライ語で
「משפחה=家族」という意味。
 
スーパーマーケットの特売とか
ラビの集まりとか
シュトレイメル帽子の広告とか。
 
タイムリーにいいなと思ってるのは
これ「コーシャスマートフォン」。
コーシャ(כשרユダヤ的に清浄という意味)
多くの超正統派ユダヤ人はスマホを持たない。携帯電話すら持たない人が多い。世俗的なものを見ないようにするのが第一の目的だと思うけど、それよりもスマホに時間を取られるのが無駄だという考えも大部分を占める。彼らが知りたいことはもうほとんど本に記されていて、それに追いつくのに必死だから。ほんとに。
 
電話にしてもスマホにしてもパソコンにしても、超正統派ユダヤ人にとっての問題はネットサーフィン。有害なものが多すぎる。でも、今時LINEやWhatsAppなどの通信手段、グーグルMapや、カメラやビデオの性能、子供の見守り、SNSの投稿など、不可欠。古いパカパカ電話ももうアップデートできないし、カメラもおもちゃだし、作るしかない、になる。ブラウザがどうなってるのかわからないけれど、このコーシャ電話なら、子供に持たせても安心だというわけですね。
 
このコーシャ電話の記事の最後に、
 
「コーシャ電話を持つことは、不便だとか、世の中から隔離されている、という意味ではない。人生で本当に大切なものとだけつながる、ということである」
 
とあった。
 
私の家庭は彼らと比べると非常に世俗的な生活をしていますが、それでも、日本では普通の生活を送っているとは言えない。でもそれは自分たちに必要なものを選んでいるのだ、とも思えた。
 
 
 
 
余談、、、
この広告も面白かった。
「The Most Powerful Weapon Against Hamas」
「ハマスに対する最強の武器」
おどろおどろしい!
 
イスラエル兵士に6000も武器!?
 
ユダヤの最強の武器といえばコレ
「テフィリン」
頭と腕につけてる皮製のトーラーの一説が書かれている箱のことでした。10月7日以降、ユダヤ回帰現象が起こっていて、今まで世俗的だったユダヤ男性も、犠牲者のために祈ったりする人が増えた。兵士で招集される人たちもこの戦争が早く終わり無事に帰れるよう、テフィリンを生涯つけると約束する人が増えた。この広告ページは、それらの兵士にテフィリンを持たせるための寄付のお願い、というわけでした。
 
 
 
余談の余談、、、
 
今回の戦争について、
「敵はハマスであってパレスチナではない」と親イスラエルの中での共通認識がある。でも反イスラエルのデモンストレーションを見る限り、「イスラエルはテロリスト」「シオニストはジェノサイド、ホロコースト」。これらのカタカナは全て、使う人によって定義・意味が曖昧で具体性に欠ける。反イスラエルでデモしている方々の敵は誰なのかとてもわかりにくいなといつも思います。連立政権みたい。