新年5784年(ロシャシャナ)から

昨日の贖罪の日(ヨムキプール)まで

とりあえずかけぬけた。

 

できたてほやほや今年のカレンダー。

せっかくなのでユダヤのカレンダーについて

ご紹介しようと思います。

 

1)5784

今年はユダヤ暦の5784年です。

1年の時間の捉え方は物理的にも感覚的に違うので、

5784年前に天と地ができたと

文字通り解釈しないように。

 

2)Jewish

Jewishは英語で「ユダヤ」

 

3)SUNDAY始まり

日曜日始まりのカレンダーです。

日曜日は平日です。

 

4)SHABBAT

SHABBAT(シャバット)は土曜日。

安息日にあたります。

 

5)毎週FRIDAYのろうそくマーク

ユダヤの一日は夜から始まります。

聖書の創世記の最初にあります、

神様は何もないところから光を作りましたね。

夜は最初からあったので。

天地創造完成〜!でお休みのお祝いで

金曜の夜、安息日が始まります。

 

6)1日金曜日/  15 Elul

Elul、エルール月の15日目。

新月とともに月が始まるので、

15日というとほぼ満月ですね。

誕生日はいつも同じ月の形というのも

面白いなと思います。

 

7)2日/SHABBAT/ Ki Tavo

2の数字の上に小さく

「Ki Tavo」とかいてあります。

1年で聖書を読み通すので、

毎週読む聖書のパートが決まっている。

(通称パラシャ、パーシャ、トーラーポーション)

平日のうちに3回読んで、理解を深めます。

私は眠れない時に読むとすぐ眠れる。

誕生日の話になると、

君はあのパラシャだね、とか

話してるのをよく聞きます。

あ、来週が最後のページ。

最後まで読んだことを祝って、

再来週にトーラーを巻き戻すお祭りがあります。

 

8)15日金曜日/ Erev Rosh Hashana

「エレブ ロシュハシャナ」

新年のイブ。

だからクリスマスもイブが大事なわけですね。

16日には蜂蜜とリンゴの絵がありますが、

甘い一年になりますようにと祝う

おせちみたいなものがあります。

17日には「ショーファー」と呼ばれる

羊のツノでできた楽器を吹きます。

通常はTishrei月の1日に吹きますが

今年は安息日に新年があたったので

次の日にずれました。

安息日には楽器を使用しません。

 

9)18日/ Fast of Gedaliah

ゲダリアさんを偲んで断食。

この日は日の出から日の入りまでの断食

なので問題なし。

 

10)24日・Erev Yom Kippur

「贖罪の日」

ユダヤで一番大事なお祭りの一つがこのヨムキプール。それでも、何より大事なのは安息日ですが。この日のために新年から毎日、自分の一挙手一言動を省みて謝る人には謝りに行く。次に同じ間違いを犯さないように心に誓いを立てる。具体的には、25時間の飲食を断ち、Machzorマフゾールというぶっとい本をみんなで読む。

うちにあるのはアシュケナジーの本ですが、通っているシナゴーグがセファルディなので(でもラバイはアシュケナジー)今年は初めてセファルディの本を使った。初めてなんとなくついていけた。しかし、セファルディは長い!お祈りがだいぶ多い。

 

内容は、神様に赦しをこい、本(閻魔大王帳のユダヤバージョン)に名前を載せてと延々と頼みます。全ての感情を省みて、過去の歴史を思い出し、ひたすら今度こそ間違いを犯しませんと言い続けます。

 

私はヘブライ語が読める程度です。ヘブライ語は読むだけなら1ヶ月で読めるようになる。Duolingoという無料のアプリで勉強できるので、マイナー言語ですがトライしてみてください。

でも私は今、中国語学習が再熱。。。

 

11)29日金曜日・Erev Sukkot

「仮庵の祭り」エレブ スコット。

これもまた長い1週間もある祭り。

また次回に。

 

今年は総じてカレンダーが良すぎて、

子供たちが地元の学校を休む必要があまりなくて助かった。

 

最後に

こんな感じで、安息日が始まる時間が書いてあります。

正確には、安息日のキャンドルをつけるタイムリミット。

毎週3〜4分ずつ日の長さが変わっていくとか、

東京と神戸では15分前後も日の時間が違うとか、

色々見てると面白い。

日没がわからない白夜の地域の安息日の始まり方とか

色々と考えが深まる。

 

カレンダーひとつでけっこう楽しめます。