最近の夫の仕事は、
Mashgiachマシュギアフといって
食べ物がユダヤ人向きかどうかを
チェックすることです。
 
イスラム教徒向けのハラールがあるように、
ユダヤ教徒向けのコーシャがある。
 
コーシャは食材だけでなく、
製造過程、製造する人最初から最後まで
全てをチェックする必要がある。
 
そしてユダヤ人が何より嫌うのが、
「血と虫」なのです。
 
最近の野菜に虫がついてるはずない、
日本の工場で虫がついてるなんて
ありえない、と思うかもしれませんが。。。
STAR-Kというコーシャ認証機関のチラシを以下に。
 
本当に何よりも虫が嫌いすぎるという方は
見ないほうがいいかもしれません。
もしくはコーシャ認証された野菜を買うか、
現実的には薬品で処理された野菜が必要かと。
 
 
 
 
虫の写真がでます(たいしたことないけど)

 
私はこんな虫くらい許容範囲でしょう、
と思うのですがとにかく
コーシャでないから食べないように気をつけたい。
 
キャベツにはキャベツの洗い方、
ブロッコリーにはブロッコリー、
ネギならネギの洗い方、
全て決まっている。
卵には血が混ざってることがあるので
卵の割り方も決まっている。
A: チェックなしでいけるもの
B: チェックするのが現実的ではないので食べない、、、
C以下、流水で洗う、水に漬ける、洗剤で、布でふくなど
やり方はさまざま。
 
アスパラガスは先端の葉の裏に虫が逃げるので
先端は食べない。
いちじくは、
お尻のほうから虫が入ってこそ受粉するので
たまに虫がそこで死ぬこともあり、
食べない人が多い、とか。
 
とにかく手間もコストもかかる。
 
 
かつて、ユダヤ人を迫害する時に
「ユダヤ人が子供の血を飲んでいる」と
魔女狩りのようなことが起った歴史がある。
でもユダヤ人がこれほど血を嫌悪すると
知っている人は、あり得ないと弁明したらしい。
でも大衆は自分が信じたいことを信じる。
 
あと、陰謀論的な
ユダヤ人は自分たちだけ安全なものを食べている、
「ゴイムに添加物を食べさせている」
というのをみたことがありますが、
イスラエル産100%ピュア「コーシャ」である
小さい子供用のお菓子など、
絶対に食べさせたくない色と味です。
コーシャとして製造過程に問題のない、
認められた添加物や化学調味料が
砂糖とともにふんだんに使われています。
 
オーストラリアのコーシャスーパーマケットで
子供にお菓子を好きなだけ選ばせてあげたくて
買った綿菓子ですが、罪悪感がすごくて
食べていいよと言えなかった残骸がここに。
でも、コーシャです!
虫は入っていません。
でも、イナゴのようなバッタのようなのは
モロッコ系だったかちょっと覚えてないけど
コーシャである、と
食べるユダヤ人グループもいるみたいです。
 
今日も安息日。
キャンドルライティングは18:47。
安息日が終わるのは明日19:46。
Good Shabbos。