先日、割礼(בְּרִית מִילָהブリスミラー)がありました。

私は初めての参加だったのですが、非常に感動。

このシナゴーグでは3年ぶりくらいらしい。

 

ユダヤ人の最も大事なことの一つに安息日がありますが

割礼は安息日よりも優先されるくらい大事。

割礼して初めてユダヤ人になるくらいなので当然か。

 

今回のベビーは、このお祭りシーズン真っ只中で

みんなで誕生をしびれを切らすように待った。

そしてヨムキプールの日に生まれた。

 

ヨムキプールの日は、25時間断食し、1年を反省する。

水も飲まず(自分の唾液すら吐き出す人もいる)

手も洗わずひたすら反省のために時間を過ごす。

自分が生まれ変わるような日が誕生日というのも

良いものだと思う。

 

割礼には割礼専門のラバイ(מוֹהֵלモヘル)がいます。

もちろん日本にはいない。

今回は、非常に信頼おけるモヘルがいる、と

イスラエルから呼び寄せることに。

問題は、このお祭りシーズンと安息日と時差で

モヘルが飛行機にのるタイミングがないことだった。

 

ということで、通常生後8日目に行う儀式は

お祭りが完全に終わった後にすることになった。

やっと登場モヘル。

写真左から、モヘル、夫、地元のラバイ。

 

一人のベビーの為に

多くの人が集まり、お祈りし、祝福して

みんなが幸せな気分になる。

 

最近は儀式がなんでも簡素化して

近い家族以外と関わることがなかったけれど

多くの人に祝福されたり

祝福する機会に恵まれるのはさながら心の洗浄、

ありがたいと久しぶりに思った。

 

これからの成長がとても楽しみ。

 

このモヘル夫妻と少し話したら、

「え、ユダヤ人じゃないの!?」と驚かれた。

「見た目じゃなくてソウルがユダヤだね」と。

ここまで改宗のプロセスが来たので

やっぱり認められたようで嬉しかった。

夫の風貌がいかにもだからかもしれないけど。

その後、地元のラバイ夫人に

「ちょっとカツラずれてるわ」と指摘された。

だからかもしれない。