大学4年生になりましたわたくしは

いくら性別を気にしない日常生活を送っていても

性別を気にせざるを得ない局面に立たされています。

 

就活に教員採用試験ね……

 

服装どうする?って話もあるけど

今回は、書類の性別欄どうする?って話です。

 

書類のほんの小さな一部分のことなのに

ただ「男」か「女」になれないだけで

非常に扱いに悩まされるんですよね。

 

 

就活ではないですが

今年の3月末に始めたアルバイトでは

希望が見えることもありました。

 

 

バイト先はスーパーマーケットです。

名を出せば全国の人が知っていると言っても過言ではない?

 

そのスーパーの新店舗が近所にでき

雇ってもらえることになりました。

 

 

さすがは大手といったところなのか

書類がすごくしっかりとしていましてね。

 

採用が決まったときも

正社員さながらに「内定」の通知をいただきまして

もう就活が成功したくらいの気分になりましたね。

就活解禁から間もない、3月半ばにね。

 

で、入社書類もわんさかありました。

アルバイト以外の区分で雇われた人達と同じ書類なのでしょう。

 

 

で、書類作成でひたすら書類を書いていたとき。

大量の書類の中に性別欄を何度も目にしました。

 

全部すっ飛ばしました。

 

 

はい。

 

 

書類の不備があれば書き直しを命じられると聞いていたので

まあ書けと言われた従いますか、と、そんな気持ちで。

 

 

そしたらなんと

書類の不備は指摘されたものの

性別欄については何も言われませんでした!

 

たまたま書類の担当以外の方に書類を預けたときは

その方に「ここも書いといて~」という軽いノリで

性別欄を指さされたことはありましたけどね。

(まあしゃあないと思い、抵抗せずに書きました(;^ω^) )

 

とにかく

会社の上の人としては、何も問題なかったようです。

 

 

素敵な会社です。

働いていても性別でどうこう言われることが無いですし。

 

もうほんと、ここに就職しようかと考えてしまうレベル。

 

 

この頃は「LGBT」という言葉が浸透してきて

企業、特に大企業なんかは

性的少数派を意識しようという流れが出てきたと思います。

 

それでもまだまだなところが多いでしょうから

こういった会社を今のタイミングで知れたのは心強いです。

 

 

……という出来事があってから。

時は少し流れ、教員採用試験の申し込みの季節。

 

ここからは、つい最近のお話です。

 

 

某自治体の教員採用試験の説明会に行きました。

 

受けるか受けないかは別として

興味があったのでお話だけでも聴こうかと。

 

そこでは受験申し込みの用紙が配布され

書き方の丁寧な説明もしていただきました。

 

 

その担当の方がとても話しやすそうな雰囲気の方だったので

思い切って聞いてみることにしました。

 

「性別欄の記入は必須ですか?」

 

 

「必ず記入してください」

 

あっさり斬られました。

 

 

しかし、腑に落ちない顔をしていたら

「試験において配慮が必要な場合はこちらに書いてもらえれば配慮を考えます」

ということを教えてくださいました。

 

 

記入してください。で終わらなかったことに好感を持ちました。

 

マイノリティーの存在を把握して

少しでも気持ちを尊重しようと配慮してくださるなら

とてもありがたいことではありませんか。

 

まだ性別欄の記入が必須だったとしても。

 

こうなれば、全く配慮の無い企業などを思えば

少々苦しい思いをして性別を書いてでも

受験しようかなという気持ちになります。

 

 

性別欄って

何のためにあるのかわからない場合のほうが

多いじゃないですか。

 

体に関わるでも性別でデータを取るでもなくても

とりあえず聞いとけ、みたいなのが現状。

 

最近では履歴書などで性別を聞かない企業もあるようですが

まだまだ、聞いて当たり前の風潮がある。

 

けれどもそれはあくまで現状であって

変化する兆しは徐々に現れているのかもしれません。

 

 

性別欄という、一部の人にとっての無用なハードル。

なるべく早く、むやみに設けられなくなるよう望みます。

 

そして自分は性別欄に

密かに抵抗を続けていこうと思っています(笑)