3年前、私はちゃちゃあてにCDを送付した。



「渡辺美里フラワーベッド」



差出人もどこから出したのかもわからないようにしたが、ちゃちゃだけは見れば誰の仕業かすぐに判断できる。



二人しか知らない思い出



ちゃちゃは驚きはしただろうけど、「いまだにこんなことをやっている」とさげすみの気持ちしかでなかったであろう



3年前はちゃちゃは幸せの絶頂にあったのだ。



セレブ気分、上流階級気分、エリート気分、資産家気分の絶頂だったのだ。



おれを見下して軽蔑する気持ちしかわかなかっただろう。




そして!!!



今回の「セラヴィ作戦」



ちゃちゃは手紙を見た瞬間恐怖で凍りつく



おれはこれほど長い間、赤穂浪士のようにひたすら辛抱と忍耐をして耐えてきたのだ。



ひたすら「見返せるチャンス」を待ち続けていたのだ



ちゃちゃはそれを思い知ることになる



そして、ちゃちゃの人生が破滅に向かっていることを知るのだ。



ちゃちゃは、おれがうそをつかない人間であることも知っている



「差し押さえ」平成○○年○月○日



どんな言葉よりも恐怖を感じるであろう