4月の半ばくらいだったと思う。

仕事を終えて帰宅すると、庭に小さなスズメのヒナが二羽ピーチクパーチク鳴いている。

小雨が降っていたが、昔からヒナは触らずに

そっと見守るというのが自然界のルールだ。


私は少し家事を済ませてワンコの散歩に行った。

相変わらずピーチクパーチク鳴いている。


散歩から戻るとヒナ達は鉢植えの影にいた。

ピーチクパーチク鳴かなくなっている。

雨が段々と強くなって来て4月の夕方は結構

寒い。


私は悩んだ。

このまま雨に打たれていたらかなりの確率で

死んでしまう。

そしてメチャクチャ震えている。


思い切って動物病院に電話をした。

とりあえず一時保護という形でも大丈夫だから、箱の中にカイロを敷いてビリビリに破いた新聞紙をその上に置いてヒナを暖めてあげて欲しいと言われた。

私は手袋をしてそっとヒナを二羽箱の中に入れた。

最初はびっくりしていたようだが、一羽はわりと元気でもう一羽は何も動かない。


最初は玄関の軒下に出して置いたけど

動かない一羽はまだ震えていたので玄関の中に

入れ一晩過ごしてもらう事にした。

外でお母さんらしきスズメが探しているようなので、

「スズメのお母さん!今晩お宅の子供さん達はうちでお預かりしますので!」と怪し過ぎる言動をしてしまったが奇跡的にも通じたのか(?)

どこかに行ってしまった。


家族のみんな+ワンコがしばしば様子を見に行き

とにかくもう一羽のひなが無事に回復しますようにと祈る気持ちで一晩を過ごした。


ヒナの恩返し②へ続く










今日はアジアンカフェでランチナイフとフォーク

パクチーが食べられないのでどうしたら好きになるかを一生懸命考えてしまった…ショボーン