こんばんは。
心豊かな生き方研究所
ライフコーチ須川綾希子ですφ(ﾟ▽ﾟ*)
介護現場は常に人が足りない状態。
最近、どこのフロア人が足りないって聞かないな～と思うと、
ただベッドが埋まっていないからご利用者が少なくて現場がなんとか回っているだけだったりする。
これってどこの施設も同じだと思う。
人の波は常にあって、新人さんが入って、仕事に慣れて落ち着いてきたな、
と思っていたら、超ベテランで仕事ができる○○さんが今月いっぱいで退職らしい、と耳に入る。
そのうちどこの業界もAIが入ってきて、それで業務が回るようになるのかもしれないけれど、
介護職が一人も必要でなくなるわけではないと思う。
これから労働人口が減っていく中で、どの業界も人が欲しい、働ける人を入れたい。
だから今いる人材をどれだけ居続けてもらえるか、活躍してもらえるかが大切。
囲い込むというよりかは、是非ともここで働きたいと働く人たちに思わせる職場を創れるかどうかということ。
それは給料だけの話ではないと思う。
給料目当ての人は、さらに良い条件があれば他に移っていってしまうし。
ここで働きたいと思わせる職場を創れない組織や企業はこれから淘汰されていく。
人が居なくなるし、そもそも働いている人が魅力的でないとそのサービスは魅力的でなくなる。
魅力的は、容姿ではなくて、その人が心からそう思っているかとか、気持ちがこもっているかとか
相手のことを考えているかとか、そういうあり方のこと。
今までの組織運営では通用しない世の中になってくるんだと思う。
これからのトップの人たちやリーダーたちは、
今までのやり方は一度捨てて新しい視点で部下やスタッフと接していくことが求められる。
例えば、『お客さまが第一』
これは良いと思う。
現場で働くスタッフは『お客さま第一』で、目の前の人のために一生懸命働く。
でも、トップは、そこで働くスタッフが第一で動く。
スタッフの目線は お客さま
トップの目線はスタッフとスタッフの先にいるお客さま
スタッフがどうしたら働きやすいのか、どうしたら力を発揮できるのか、
どうしたらよりパフォーマンスが上がるのか。
どうしたら働き過ぎのスタッフに力を抜かせることができるのか。
どうしたら楽しく働き続けてもらえるのか。
業績が上がらないことを嘆くよりかは、今いるスタッフのパフォーマンスを上げることを考えた方がいい。
現場の人がサービスや商品を作るのだから。
上からのトップダウンで命令されて、それをこなすだけでは価値が生まれない。
それに既に言われたことは必至にやっているから現場は。
でもトップは今以上の結果が欲しいわけです。
もっと頑張れって。
もう頑張れないよ。(笑)
働く人が自分の意思で仕事を良くしようと動ける環境
個々の個性を活かして働くことができる環境
自分が成長できる環境
私はこんな職場が理想だと思ってます。
良い土壌ができれば、草木はそこで根を生やし成長する。
トップの役割は、いい“土”を創ることだと思う。
自分がスタッフだったら、一社員だったら、どんな会社で勤めたいだろう？
リーダーの人たちは、そんなことはとうの昔に忘れてしまったかしら。
分からなかったら聞けばいい。
今働いているスタッフたちが何に不満を抱いているのか。
何に納得できなくて辞めていっているのか。
上司に対して本音を話してくれることは稀ですが、、、。
でも、その上司が本気で職場を良くしたい思っているのが伝われば、
固い口も緩まるかもしれません。
大事なのは、リーダーが本気でその組織を良くしようと思っているのか。
どうせ上手くいかない。
こいつらはちゃんと働かない、と決めつけているなら変わることはないでしょう。
リーダーが本気で“変える”という気持ちがあれば、今までがどうだったかは関係なく変えられる。
リーダーは、社長や取締役、理事長、役職者だけではありません。
今いる職場のチームだって、一人でも後輩がいればあなたはリーダーです。
誰も彼もがリーダー。
あなたは自分の組織をどうしていきたいですか？
ライフコーチ
須川綾希子