こんにちは。

 

心豊かな生き方研究所


ライフコーチ須川綾希子ですφ(゚▽゚*)

 


入職して2年目の頃、あることに気付きました。

 

私は毎日出勤しているわけではない。

 

私が休みの日には誰かに自分の担当の人のリハビリをお願いしなければならない。


1年目の頃は、自分が先輩から担当の方を任せられる側だったので、考えたことがなかった。

 

2年目になり、後輩ができて人に任せるということが必要になった。


その時に、その代わりの人がどれだけの力を持っているか、安心して任せられるか、それが重要。

 


そして、私はこんなことを考えた。

 

もしチームのエースが一人いて、その人が100の力を持っていたとする。

 

その他のメンバーは30の力。

 

エース以外のメンバーの力は30なので、他の人からサービスを受ける人は30しか得られない。

 

そして、エースがいない時は、いつもは100得られていた人が30しか得られない。

 


もう一つのチーム。

 

エースの力は70。でも、この人は他の人を70まで引き上げることができるとする。


そうすれば、時間はかかったとしても、全ての人が70を得られるようになる。

 

チームの総合力としては、後者のチーム、全員が70を提供できるようになること、の方が高い。

 

皆が、レベルの高いサービスを提供できるようになれば利用者さんにも喜んでもらえる。

 

利用者さんに喜んでもらえたら、スタッフも嬉しくてやりがいと感じる。

 


高い技術力を持った人はチームに必要だし、何かあったら頼りになる。

 

有難い存在。

 

でも私はそっちじゃなく人を育てられる人になろうと決めた。

 

自分自身の技術力を上げることではなく、自分も成長しながらどれだけ人の成長を促せるか。

 


【どうしたら人は育つのか?】

 

【どうしたら人は成長するのか?】

 

それが私の研究テーマとなった。

 


このスタッフは、

 

 

どんな考え方を持っているんだろう?

 

何に怒り、何に喜ぶんだろう?

 

何をしている時が嬉しいんだろう?

 

どんなことが得意なんだろう?

 

どんなことが苦手なんだろう?

 

どんなことに傷つくんだろう?


どうしたら意欲が上がるんだろう?

 

どうしたら自分の意見を言うようになるんだろう?

 

どうしたら他部署と交渉して、お互いにとってベストな選択肢を選べるんだろう?

 

どうしたら期限を守って書類が作成できるんだろう?

 

この職場でリハビリ職として何がしたいんだろう?

 

何のためにリハビリの仕事に就いたんだろう?

 

どんな伝え方をしたら適切なんだろう?

 

落ち込んでいる時はどんな声掛けをしたらいいんだろう?

 

どうしたらご利用者に対して、もっと親身になってもらえるんだろう?

 

一人前になるにはどうしたらいいんだろう?

 


私にとっては、後輩、部下全てが“育てる”対象で、一人一人に対して観察して情報収集をしていた。

 

チャレンジすることが大事だったから、失敗してもいい、上手くいかなかったらその時にまた考えよう、と伝えていた。

 

自分自身、人を育てる側としてやり方もあり方も失敗は山ほどあって、凹むことの方が多かった。

 

もっと上手に教えられたら、もっと上手く伝えられたら、この人はもっと成長するんじゃないだろうか。

 

私にもっとキャパがあれば、してあげられることがあるんじゃなかろうか。

 

時には、同じミスや失敗を繰り替えてして変わらない子に対して、私の指導の仕方が良くないのではないかと悩んだりもした。


自分の力不足に落ち込んだり、凹んだりはしたけれど、決して探求することは止めなかった。


もう、趣味みたいなもの。

 

ただただ、興味があった。

 

それが知りたかった。

 

どういうことなのか分かりたかった。

 

誰にやれと言われているわけではないけれど、やってしまうもの。

 

それが、その人にとって【ミッション】というものかもしれない。

 

 

 

この人の場合はこうすると良いのかもしれない。

 

こんな時はこんな対応が良いのかもしれない。

 

やっていく中で感じられることがある。

 

でもそれが本当に良かったのかは直ぐには分からない。

 

それが分かるのは半年、もしくは数年経ってその子が成長したことが結果。

 

1年目に何もできなかった子が2年目、3年目と成長して一人前になっていくのを見るのが何よりも嬉しかった。

 

結果が出たとしても、自分がしたことがどのように影響したのか、効果があったのか、というのは本当の意味では分からないんだと思う。(笑)

 

先輩として関わっているのは私だけではないし、どの場面の私の関わりが良かったか、なんて本人にも分からない。

 

感じられるのは、成長してくれて良かったな、愛情をかけて育ててきて良かったな、ということ。

 

だからこれからも成長してくれるよう関わろう、他の子もこんな風に成長してくれるように向き合い続けようということ。

 

 

人を育てるにはどうしたらいいのか?

 

という私の研究テーマに対して、沢山の答えを教えてくれたのがコーチングだった。

 

コーチとして人の成長を支援する“あり方”を学んだ。

 

自分で試行錯誤して行ってきたこともあったし、知らなかったこともあった。

 

人を育てる研究をしてきた私が、今ライフコーチとしての道を選んでいるのはとてもスムーズな流れだと思う。

 


どうしたら心豊かに生きられる人を増やせるのか?

 

人の成長を支援するにはどうしたらいいのか?

 

どんな在り方であれば、人は成長していくんだろうか?

 


どうしたら介護職を育てることができるのだろうか?

 

どうしたら介護現場にゆとりや余裕を作り出せるのか?

 

介護職や、看護職がニコニコ穏やかに働けるようになるにはどうしたらいいのか?

 

私の、研究テーマは尽きることがありません。

 

知りたいことが沢山あります。

 

自分が分かったこと、発見したことで、誰かのお役に立てたら嬉しいです。

 

 

 

 


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