こんばんは。

 

心豊かな生き方研究所

 

ライフコーチすがわあきこですφ(゚▽゚*)

 

 


今日スポーツクラブでBSが流れていて、その番組を見ながら走っていました。

 

流れていたのは、

 

こころの時代~宗教・人生~ 「ほっとけない ただ共にある」

 

被災地支援のNGO職員としてボランティア活動を続ける僧侶の鈴木さんという方の番組。

 

鈴木さんは、中越地震で1週間後に現地に入り支援開始。


その土地の方と関わりながら、活動をする。


“人を支える”とはどういうことなのか、道元の「同事」の教えとともにお話をされていた。

 


印象的だったお話。

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家が被災した高齢のご夫婦。

 

地震後1週間で、「気をつかうから」「家の方が自然が見られていい」と

 

避難所から倒壊の危険もあるご自宅に戻られる。

 

それに対して、鈴木さんは避難所の方が安全だから、避難所の方がいいと考えている。

 

「でも、それが正解なのかって言ったらそれも違うように思う。」

 

(話していた内容は少し曖昧。)


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危険を考えれば、避難所で過ごす方が身は安全。

 

だけど、避難所では段ボールの囲いがあるだけで共同生活。

 

やはり慣れない環境に置かれると気持ちが滅入ってくると思う。

 

安全を最優先にすることはもちろん大切なんだけど、

 

避難所ではなくご自宅で過ごしたい、というそのご夫婦の選択も否定せずに、

 

受け入れているように私は感じました。

 

 

 

自分の意見を押し付けず、相手の意見を否定せずに、

 

ただ、共にある、という姿勢。

 

何が正しい、何が正解というジャッジは、

 

その人の生活や生き方という場面においては、とても無意味なんだと感じました。

 

人それぞれの人生があり、

 

その人の考えや価値観によって選択されるものだから。

 

 

その後、そのご夫婦の住む地域に避難勧告が出たため

 

避難所に戻られたとVTRではありました。

 

 

 

鈴木さんは、

 

活動していくうちに、被災者とボランティアという関わりではなくて、

 

名前を憶えてもらったり、出身を聞かれたりして、

 

一対一の人と人との関わりとなる。

 

そんな関わりを持てるように活動している、というお話が印象的でした。

 

 

対等であること。

 

同じであること。

 

 

 

被災者は助けられる人

 

ボランティアは助ける人

 

 

そんな上下関係をこの人は作りたくなくて、

 

そうではなくて、

 

あくまで一人の人と一人の人としての関係づくりを大切にしている。

 

その在り方がとても素敵だと思います。

 


助けられる人は、助けてもらってありがたい、

 

もあるけれど、申し訳ない、という気持ちや

 

助けてもらっているんだから、

 

こんなこと言えないと本当の気持ちを言えないこともあるかと思います。

 

 

そこで、助ける側が声高に、

 

「こうするのがいい」「こうすべき」と助ける側にとっての正論を振りかざすと、

 

助けてもらう側はそれを受け入れざるを得なくなるのではないだろうか。

 

 

だって助けてもらっている身分だから。

 

それは嫌だ、なんて言えない。

 


だからこそ、そうならないように

 

同じ立場に立って相手に寄り添う姿勢がとても大切。

 

 

禅語で「同時(どうじ)」という言葉を番組内では何度も出てきました。

 

 

相手と違う立場に立つのではなく、相手と同じ立場に立つこと

 

という意味だそうです。

 


鈴木さんが、被災地の方々のことを尊敬し、尊重しているからこそ、

 

「同時」という、同じ立場に立った上で、彼らを支え続けてこられたのだと感じました。

 

 

 

 

今回の番組、人を支えるあり方、コーチングにも通じるところがあります。

 

コーチのあり方としても、とても大切な「ただ、共にいる」ということ。

 

クライアントさんの意見や考え方、価値観に対して、

 

良い悪いをジャッジせずに、フラットな自分で聴くこと。

 

 

例えば、質問に対してクライアントさんからの返答がなく

 

沈黙が続いた時でも、「ただ、共にいる。」

 

 

クライアントさんが答えを探しているのかもしれないし、

 

色んな感情がこみ上げてきているのかもしれない、

 

質問とは違うところに意識が向いているのかもしれない。

 

 

 

そんな時は、クライアントさんとその時間を共有します。

 

 

 

クライアントさんの横にちょこんと横に座っているイメージ。

 

 

これはあくまで私のイメージですけど。

 

 

クライアントさんが、

 

何を感じてるのかな、、、

 

今心の中に何が浮かんでいるのかな、、、

 

と、クライアントさんから発せられる何かに意識を集中させながらも

 

 

心をゆったりとさせながら、そこにいます。

 

数十秒の時もあるし、数分間もあります。

 

会話が繰り返されることだけが価値があるわけではなく

 

自分の中に入り答えを探す沈黙の時間にも価値があります。

 

 

そんな時に、コーチの、共にいる、というあり方が必要となるのです。

 

 

 

鈴木さんに直接会って、お話を聞きたくなりました。

 

 

 

人が人によって元気を取り戻し、「ありがとう」が生まれる。

 

 

11年人を支える仕事をしてきて、そして今も人を支える仕事をさせてもらっている。

 

 

人を支える、ということは本当に奥深い。

 

こらからも精進して、

 

コーチとして人を支える「あり方」を

 

自分の中に染み込ませていきたいと思います。

 

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須川綾希子