最初の記事は、「プロ野球ファン」ついて思うことを書いてみたい。

 

このブログでは、写真、データなどは極力使わないつもりなので、どうしても補完しきれない部分などは、Google等での検索を推奨する。

と、こんな事を言うと「通」しか受け入れないように感じるかもしれないけど、全くそんなことはない。むしろ、最初のこの記事は、今これからファンを始めようとする大切なビギナーのあなたに向けて書いているつもり。(もちろん、コアな方も読んでつまらない、ようにはしないつもりだけど)

 

前置きが長くなったけど、それでははじまりはじまり~っと。

 

私は2007年くらいからプロ野球のファンになったが、ずっと感じていることは、ファンと一言に言っても、実に様々な種類がある、ということだ。ここに、つらつらと私が今適当に書くだけでも、

・とにかく応援したいファン

・全球団をくまなく見るファン

・精神的なものを信じるファン

・データ好きなファン

・これぞプロというプレーが見たいファン

・元アマチュア野球(小中学校とか)選手だったファン

・アイドル的視点で見るファン

・批判的な視点で見るファン

・監督気分に浸りたいファン

Etc…

もちろん、これだけではない。実に多種多様だと思う。もちろん、一人一つではない。とにかく応援したくて、アイドル的視点で見るファンもいるだろうし、全球団大好きで、データで各選手を分析する……なんていう人もいるだろう。もちろん、絶対に交わらない、分かり合えないものもあるのだろうけど……(選手をリスペクトする人にとっては、批判的に見る人が理解できなかったり……)

 

なぜ、こんなに多いのかなあ、とずっと疑問に思っていた。

いくつか考えた結果がこんな感じである。

① 人それぞれ感じ方は違うから

② 野球の特異性

の二つだ。

①についてはもう、そのまんまだ。何が好きか。しんみりと選手のプレーを思い出して旨い酒が飲みたい人もいれば、好きな顔の選手について延々語りたい女性とか、ざまーのように声を枯らすために球場に行くなんて人もいるだろう。これはどのスポーツにおいても言えると思う。

問題は②だ。

ある意味、①の「種類を増やしている」のが②だと思う。

具体的にいくつか挙げていく。

①    理想が定まっていない

②    攻撃守備がはっきりと分かれている

③    試合数が多い

④    戦略が見えやすい

これはあくまで、「メジャーな他競技」との比較である。

サッカーとか、バスケットボールを思い浮かべてほしい。

(一応言っておくが、ざまーはサッカーもバスケも相撲も大好きだ。ある意味、ここから話すのは別の見方をすれば、野球の欠点にもなりえるかもしれない)

それぞれ細かく書いていく。

 

①    理想が定まっていない

まず、頭の中に選手を二人思い浮かべてほしい。

一人は鈴木尚広。もう一人は中村剛也。

分からない人はグーグルで調べてくれるとありがたい。

この二人が、同じ選手であると言ったら、誰が信じるだろうか。極めて異常だ。

昔、サッカーのとある国の代表にチラベルトという選手がいたが、ああいうタイプは稀だと思う。今思えば、彼はサッカー版大谷翔平のようなものだったかもしれない……がそんなことは置いといて。

役割によって多少の誤差こそあれ、他のスポーツではある程度想像できる「形」がある。しかし、野球にはそれがない。要は、選手一人ひとりの個性が求められるスポーツなのだ。体型的にも、役割的にも。だから、見ているファンも、様々な見方ができる。

 

②    攻撃守備がはっきりしている

目まぐるしく展開が変わるスポーツも、それが醍醐味である面もあるけれども、野球の分かりやすさは、初心者に優しい。さらに、「攻撃の際に鳴り物で応援する」という日本独自の文化が合わさり、多様性が増えているのだと思う。

 

③    試合数が多い

何で多いかというと、単純に運動量が少ないからだ。特にパリーグには、指名打者制、つまり打つだけの選手がいるから、その人は(肉体的には)疲労が少ない。だって、4回打席に立って振るだけでいいのだから。怒られそうだが、実際それだけである。

守備も、全選手に均等にボールをとる機会があるとしたら「たった」9回に1回しかボールは来ない。そのときだけ走ればいいのだ。まあ、そんな単純ではないが、サッカーの90分間を考えると、鼻で笑われてしまう。

だからこそ、試合数をおおくこなすことが可能だ。その分、人々の目に留まり、応援する機会も増える。

 

④    戦略が見やすい

他のスポーツにも様々な戦略があるけれども、これほど可視化されているのは少ないのではないか。なんせ、「1~9番に誰を置くか」で決まるからだ。もちろん、リリーフとか大だとか右左とかハマればハマるほど奥深くはあるが、あまりわからない人でも、数字なら一発でわかる。2番にはバントがうまい選手がいるかもしれないし、いないかもしれないけど、そんなことはどうでもいい。

もう一度言う。野球の戦略は「1~9番に誰を置くか」だ。1番が打つ回数が多く、9番が1番打つ回数が少ない。そこが最初に見えやすいから、「自分なら」と考えることが簡単なのだと思う。

ついでに言うと、1~9番それぞれに「固定観念がついている」ことも様々な見方を助長していると思う。大切なのは「固定観念に過ぎない」ということだ。

前述の「2番はバントがうまい」も固定観念だし、「4番は大砲」も固定観念だと思う。

前者は小笠原や川端が、4番はサブローあたりが近年では壊したりしたのだけど、そのたびにファンは、相手チームは「そんな手があるのか」と目を丸くしたり「ほら、これじゃダメなんだよ」とため息をつく。大切なことは、単純で奥深いという点である。

 

以上4つについて書いたが、ほかにも様々な理由があると思う。

要は何が言いたいかというと「奥深くて特異なスポーツだから、様々な見方ができて、いろいろなファンがいる」ということだ。

時に混ぜるな危険、なんていう性質を持ち合わせるファンがいることもあるけど、全員が「いろんな人がいる」ってことを理解すれば済む話。とても分かりやすい。

 

最後に、こんな話をした理由でもある「とある人」についての話を。

一昨年あたりにひょんなことから内野席のいいところで観戦したとき、隣にいた男の人が、私が外野によく行くことを察したらしく、

「外野ってすごくコアですよね。応援歌とか完全に分かってないと行けないからまだ俺にはムリっす。将来は行きたいんですけど…野球のルールとかもまだまだで」

なんて話をされたことがあった。

私は彼に猛烈に言いたい。

かくいう私も、最初は戦略とか、選手のタイプとかドラフトとか、正直全く興味もなかったし、応援して鈴木尚典がホームラン打ってくれてあわよくば勝ってくれればそれでよかった人間だ。もちろん、最初の頃は、応援歌なんか覚えてすらいなかった。

だから、「知らないこと」も全然恥じゃないと思うし、一番悲しいのは「知らないと思って恥じている自分」なんだってこと。

あと、逆に言うと、近くで見ているファンには、それはそれで楽しんでいるファンであるということ。それを理解してほしい。

野球初心者の方々も一緒である。

人それぞれの楽しみ方で、楽しめばいいのだ。

ちなみに、俺は初心者が外野で隣にいても、全く苦になった覚えはないし、むしろうれしい。歌詞カードを見ながら応援している姿を見ると、ほっこりしんみりする。

 

それぞれが好きなところで、野球を楽しめばそれでいい。

ま、そんな話でした。

最初からすげえ長文だなおい。

ちなみに不定期更新です。次どうなるかは知りません。