知っておくべき Premiere Proの裏技 10選をお届けします

1. 複数クリップ間のギャップを詰める

タイムラインに複数のクリップを配置した際に、クリップ間に隙間が開いてしまうことってありませんか？もちろんリップル削除をすれば隙間は詰りますが、新しくサポートされた「ギャップを詰める」機能を使えば、タイムラインに並んだ複数のクリップ間の隙間を詰めることができます。

まず、タイムラインに並んだクリップを全て選択します。その上で、メニューのの中から、「複数クリップ間のギャップを詰める」を選択します。これだけでOK。

2. キーボードショートカットでクロスディゾルブをかける

皆さんも一番多く使うトランジションはクロスディゾルブではないでしょうか。一般的にはエフェクトパネルからクロスディゾルブをドラッグアンドドロップする訳ですが、キーボードショートカットの Command+D (WindowsではCont’l+D)を使うことで、時間の短縮になります。うまくCommand+Dが使えない場合は、エフェクトパネルのクロスディゾルブに戻り、右クリック、選択したトランジションをディフォルトに設定を選んでください。ぜひお試しあれ。

3. 静止画のデュレーション設定を変更する

動画タイムラインに静止画を配置すると、ディフォルトで5秒になると思います。もちろんデュレーション（表示時間）を変更することは簡単にできますが、スライドショームービーなど、たくさんの静止画を配置する場合、一つ一つデュレーションを調整するのは面倒ですね。

そんな場合は、Premiere Proメニューの環境設定 -> 一般 -> 静止画のディフォルトデュレーションの設定を変更すれば、静止画をタイムラインに置くだけで指定のデュレーションで配置されます。

4. 自動のメディアスケーリング

動画タイムラインにHDと4Kを混ぜて配置した場合、4Kのクリップが拡大されて配置されてしまう経験をお持ちではありませんか？いちいちクリップの表示スケールを変更するのは時間がかかります。　Prepiere Proには自動でメディアのサイズを調整、配置してくれる機能があります。

同じくPremiere Proの環境設定からメディアを選び、ディフォルトのメディアスケーリングを”フレームサイズに合わせる”に設定します。すると、HDと4Kのクリップが混在するタイムラインでも4Kクリップの表示を変更する必要がありません。

5. オーディオユニット時間を使った音合わせ

同じシーンを撮影した複数の音源がある場合、複数の音をきっちり合わせる作業が必要となります。映像は1/24や1/60など、フレームレートが最小単位となりますが、微調整しても音が微妙に合わない場合、どうすれば良いでしょう？　そんな場合は、タイムラインのルーラーから、「オーディオユニット時間を表示」を選択します。

すると、オーディオの波形が表示されます。これはミリ秒単位以下の表示なので、同じ波形同士合わせることで、複数の音源をぴったりと合わせてタイムラインに配置できます。　音合わせの作業が終わったら、「オーディオユニット時間を表示」をオフにしてください。

6. 映像の逆再生

映像効果として、逆再生を配置すると、面白い作品になることがあります。海やプールに飛び込むシーンでも、逆再生だと水から飛び上がる映像に。ドローンの撮影でも、人物に近づく操作は危険が伴いますが、人物から離れる映像は比較的簡単です。人物から離れる映像を逆回しでタイムラインに配置すると、人物に近寄る映像に見えます。

逆再生の設定は簡単です。クリップを選択して、右クリックから、速度・デュレーションを選び、逆再生をクリックするだけ。

7. 映像とオーディオのリンク・グループ化

通常クリップをタイムラインに配置すると、映像とオーディオが一体となった状態で、リンクと呼びます。映像とオーディオを切り離すには、クリップを選択、右クリックから”リンクの解除”を選択します。同じような機能に”グループ化”がありますが、複数のクリップもしくは複数の映像とオーディオのセットをグループ化すると、グループは一緒になってタイムライン上で動かせます。グループ化は、リンクと違い、グループの中でクリップを短くしたり、移動したりなど編集ができます。

8. LUTの書き出し

Premiere Proのカラーワークスペースでクリップの色調整をした後、同じ調整を他のクリップにも適用したい・・　そんなときは、カラー調整の情報をLUTとして書き出し、他のクリップにオリジナルLUTとして当てることができます。手順はクリップで各種の色調整をした後、「Lumetri カラー」でポップアップメニューを開きます。そしてメニューの中から「.cubeを書き出し」を選択します。

書き出した.cubeファイルはLUTとして、他のクリップに当てたり、その他の動画編集ソフトでもオリジナルのLUTとして扱えます。

9. メディア・エンコーダーで複数の動画にまとめてLUTを当てる

メディア・エンコーダーは Premiere Proや After Effectsで使われている、映像をエンコードするエンジンです。 Adobeではメディア・エンコーダー単体でも動くように作っています。このメディア・エンコーダーを使って、複数のクリップにまとめて同じLUTを当てることができます。　

メディア・エンコーダーを立ち上げ、ソースを追加から書き出すクリップを呼び込みます。　次に読み込んだ動画の「プリセット」をクリックします。すると、書き出し設定パネルが開きます。書き出し設定、エフェクトのパネルからLumetri Look/LUTを選択し、当てるLUTファイルを選んでください。後はメディア・エンコーダーで直接書き出すだけです。

10. メディア・エンコーダーでクリップを組み合わせる

複数のクリップを組み合わせて、1つのファイルとして扱いたい場合も、メディア・エンコーダーを使います。メディア・エンコーダーを立ち上げ、複数のクリップをまとめてメディア・エンコーダーのキューにドラッグ・アンド・ドロップするのですが、ここでキューの一番下に表示されるオプション「クリップを組み合わせるにはここにドロップ」の場所にドロップします。

もしくは組み合わせるクリップを全て選択してから右クリックを押し「クリップを組み合わせ」を選択、それからキューにドロップしましょう。

以上、知っておくべき Premiere Proの裏技 10選をご紹介しました。ワークフローの中で頻繁に使うツールはショートカットをマスターすることで、編集作業の効率化に役立ちます。バージョンアップの度に様々な機能やシュートカットが追加されていますので、知識もソフトウェアに合わせて定期的なアップデートをオススメします。

XWIN.JP十周年祝い

http://www.xwin.jp/
XWIN.JP十周年祝い、千万円のソフトウェアを全部無料大サービス？！ＣＤＫも貰える！
毎月上位50名の客にわ、1つのソフトを0円で獲得できます（自分で選ぶ可）
xwin.jpとは？
xwin.jpは主にソフトウェアの売買をしているサイトです、Windows、office、Adobe、Autodesk等
xwinでしか体験出来ないサービス、サイトをクリックすると色々分かると思います。