今年の阪神のダメさ加減について、矢野監督のせいだという声は大きい。

しかし、野崎元球団社長は、チームをきちんと指導、コントロールできなかった谷本本部長の責任を問うている。

 

https://bunshun.jp/articles/-/41108?page=3

 

 

>「阪神電鉄の秦雅夫社長と谷本さんは同じ京大卒。本来であれば阪神電鉄で出世コースを歩む予定でしたが、谷本さんたっての

>希望で球団に行ったという経緯がある。将来的な谷本さんの社長就任の目を残すため、じきに定年を迎える揚塩社長に涙を飲んで

>もらったのでしょう」

>

>4年から約7年間、巨人の球団代表を務めた清武英利氏は、今の阪神に必要な人材をこう語る。
>
>「社長が辞めることよりも球団がどう生まれ変わるかが重要です。ぬるま湯体質だと言われてきた球団組織を根底から改革する

>大きなチャンス。親会社の顔色を窺わず、腹を括った、いわば“狂人”的な社長が求められています。それは、『若者、バカ者、

>よそ者』と表現される人材なのかもしれません」

 

まあ、清武氏は自分がナベツネとケンカをしてきたから、このような言い方をするのだろう。

しかしですねえ、京都大学から阪神電鉄に入社している、という時点で、谷本氏は既に狂人である。銀行でも証券会社でも電力会社でも近鉄でも行けただろうに、何をとちくるって阪神に行ったのか。それは、「おれが阪神の社長になってタイガースを優勝させてやる!」という野望を実現させるためである。まあ、そんな人間が多いので、阪神電鉄の中では狂人ではないのかもしれない。

 

だが、考えても見てほしい。

京大に入るために、どれだけの勉強をしなければいけないのか。当時は共通一次だが、京大に入るには最低でも8割5分はとらないと足切り。そして、国語では近代文語文を、数学ではあのクソ難しい難問を5問中2~3問はとらねばいけない。

それだけの苦労をしてきて、就職するときに「おれは阪神の社長になってタイガースを優勝させてやる!」

これが、どれだけの世迷言か。親なら、銀行に勤めてくれ、東京海上に入ってくれ、というだろう。その、常識を振り切って、阪神電鉄に入社したわけである。

 

しかも、電鉄入社後も、いわゆる出世コースよりもタイガースを希望。狂ってます。

こういっては申し訳ないが、立命館卒の清武氏よりも、良い選択肢があったにも関わらず、阪神タイガースを選んだのである、谷本氏は。

しかも、清武氏と違って、親会社と折り合いをつけて改革を進めている。福留なんかも容赦なく切り捨ててている。

とはいえ、掛布か和田が中日に拾ってもらうようにかけあっているはずである。

 

まあ、マスコミ報道なんてのはいい加減なものである。というか、読者は阪神のフロントが能無しという記事を読みたいので、週刊誌もそういうネタを書いているわけである。気をつけねばならない。