https://www.daily.co.jp/baseball/2020/10/26/0013814889.shtml

 

 

さて、関本息子の進路は、六大学進学、雑音の少ない東京で実力を養い大学№1捕手となって阪神に入団、その後定位置を取り、引退後は阪神の監督にまでなる、というところまで予想できる。もし大学時代に実力が伸びなければ、朝日放送に入社して熱闘甲子園のディレクターだ。

なんというか、ここまでくれば既に成功が約束されているかのような人生である。もちろん、履正社の四番になったからこそだが。やはり父親の威光は大きい。

 

一方、同じく履正社のチームメートの田上はソフトバンクに入団。彼の叔父もソフトバンク正捕手でベストナイン、オールスターにも選ばれているが、いかんせん関西では関本に知名度ではかなわない。さらに、母子家庭ということである。今後、野球を続けるには食費だけで突くに10万円はかかる。野球をするなら、早々にプロに行きたい、ということだな。

 

それにしても、履正社母子家庭多いぞ。井上広大にしてもそうだし。

そもそも、佐々木朗希も甲斐キャノンも母子家庭だ。プロ野球は母子家庭多い。後藤治『スカウト』に書かれていたが、母子家庭の選手ほどプロ野球に入るという。苦労をかけた母親に楽をさせたいからだ。そしてハングリーな彼らは懸命に努力するという。

 

しかし、野球を頑張ってプロを目指すよりも、勉強を頑張って市役所の職員を目指す方がいいのではないか、とも思う。まあ、野球で頑張っていたら、プロには行けなくても、警察官とか消防士とか自衛官とか、ガテン系の公務員になれるともいえる。

 

だが、プロ野球に入って、そのうち最後まで野球で食えるのは、各球団で年に一人か二人でしょう。裏方も含めて。中学高校大学とめいっぱい努力して、その狭き門を目指す。頑張ることは尊いことだが、途中で脱落する人の方が多い。彼らのための道もきちんと用意してあげてほしい。高校時代アゲアゲホイホイで終了ではあまりにも悲しい。

 

 

https://hochi.news/articles/20201027-OHT1T50107.html

 

 

そして阪神のドラフト1位佐藤だが、まだまだ粗削りなので活躍できるまで数年かかりそうだが、阪神に育てられるのか、と言われている。

まあ、ソフトバンクで柳田を横に見てる方がいいのかもしれない。しかし、今まで阪神にここまでの逸材が入団したことはない。今までダメだったから、野原や森田が育たなかったから、佐藤も駄目だとかいうことにはならないでしょう。

その上、お父上も柔道で超一流で関学准教授。トレーニングについても、人格についても、厳しく育てられているでしょう。さらに10歳の弟が阪神ファン。こりゃ、恥ずかしい夜遊びなんかできないでしょう。悪いタニマチの誘惑をはねのけ、糸井と一緒に筋トレしておいてほしい。

 

もちろん、ドラフトの順位でその後の成績まで決まるわけでもない。ただ、貰えるチャンスの数が違う。佐藤はやっぱり成功する可能性は高いでしょう。

 

そして、高卒でプロにいくか、それとも大卒でいくか。マーくんや大谷レベルならとっとと高卒で行けばよい。しかし、多くの選手が、家庭の事情を鑑みて高卒か大卒かで悩んでいるのでしょうね。