東北660選手権車両製作のコンセプトは金を掛けない


そんなHA23Vナローテックアルトの足廻りの話し



予算を低く設定してる時点で新品と言う選択はありません。

安い中古の車高調をオークションで落札し、固着したネジの錆取りしたりガタが出たピロを新品に交換したり減衰生きてるか確かめたりでやっと皆さんと同じ程度の車高調になります。


いざ走らせてみるとターンイン時の3輪走行(ブレーキング時に後内側からタイヤスモーク)やターン中のイン掻きが目立ちます。前の車高も高いような感じでした。


そこでチューンです。


まず車高、ケースの上側のネジ山ギリギリまでカットしてロアシート1枚抜きます。これで約10mmの調整幅が増えました。


そしてコーナー中の3輪走行やイン掻きは伸びストロークが足りず浮いてる感じでしたのでヘルパースプリングを前後に装着

フロントバネ上下に板ベアリング追加でスムーズに動く様になりました。1Gでもバネを手で回せるとか??



各部グリスアップで操舵時の抵抗も減ったと思います。

リアは樹脂(ジュラコン?)を旋盤加工してもらった物をバネとヘルパーのアダプターにして取り付けてます。


はい、画像が回転したりで訳分かんないですね...


セッティングですが、車高はそのままで車検が通ります。
フロントキャンバーはタイヤの表面温度を測りインとアウト側の温度差が10℃位であればOKかなと言ってました(他人事)
イン側だけ熱いのは寝かせすぎです。
同じぐらいの発熱で曲がらないのは立てすぎです。
トーはフロントトータルアウト5〜10mmだったかなと...
スタビブッシュにシリコングリスで動きもスムーズに。

リアは小細工したら強度の問題も出てくるしなのでイジってません。
ヘルパー追加した分の伸びストロークは増えてると思います。
調整式ラテラルはピロピロが良いと思います

タイヤの空気圧ですがドライ大体2.1を目指して調整してます
ウェットは3とか3.5とか高め

最後に

走行後のタイヤを見て、ショルダーまで使ってたり、異常な発熱や片減りを見つけたら直ぐ対策を考えるのも速く走る為の近道かと思います。
タイヤに耳を傾けて声を聞いて下さい。(?)

イマイチしまらないのでまた今度。


次回は空力パーツか意識の仕方か