なんだかにぶい音がしたかなと思って振り向いた。

ここは3階建ての3階で

非常階段に続く扉のガラス越しに

ベランダをのぞきに行く数人が見えた。


「あああ、鳥が」

「誰かー」

という声にぎくっと反応して

おそるおそる見ている背中を割って進むと

台風明けで湿って冷たい鉄のベランダに

掌ぐらいの鳥が横たわってた。


手を伸ばしてそおっとつかんだら、つかめちゃった。

野鳥が手づかみできてしまった意味を

冷静に考える自分がいて

ちょっとズキンとくるものがあったけど

動いてる、生きてる!

血は出てない

クチバシも折れてない

他にも大きな傷はないように見える

でも

首がかたむいてて眼振がある

目が回ってるようだわww



「ここの窓って、前にも鳥がぶつかったことあるよね」

「だいじょぶかな」

「うーん」

「脳震盪だけならいいけどね」

「どうだろう」

「きれいな鳥」

「うん、ほんと」

「何て鳥かな」

「がんばれー」




両手で包んで持ちながら

鳥の体を徐々にまっすぐにしてみる

自分の体温が羽毛でじわりと増幅して暖かい


マジマジと見ると

頭と両頬のところに鮮やかな赤色があって

おなか側は灰色っぽく

背中側の灰緑色がやや濃くて

足のつくりがしっかりしている

目が黒くてつぶらでかわいい



そのまま、5分ぐらい経ったかしら

何かの音におどろいてか

ちょっとだけ羽ばたこうとした

「おお、羽ばたけるか」

よい兆候だ




仕事中だったことを思い出した。やば。

「ここに置いといて少し様子を見ようかね」

ということになった。




小1時間ぐらい板の上に放置して

途中、覗いた時には

置いたそのままの体勢で固まって

じっと上を向いていた。

せめてタオルの上に置いてあげようかと

扉を静かに開けたのだけど

次の瞬間




びゅんっ





鳥さんは、建物のすぐ裏の雑木林のほうへ

しっかりした羽ばたきで

飛び立っていきました。

(ほんの一瞬の出来事で、あっけにとられる私。。)



飛んで行った方向の木の枝に留まっていないかと

目を凝らしてみても、何も見えない




「元気で暮らせよー」











さて

あの子は何という種類の鳥だったんでしょう?

調べました!

それは

この子

(ほぼ間違いない!と思う)




$zumchaのブログ-アオゲラ4


キツツキ目キツツキ科の

「アオゲラ」でした。

写真はオスかな。でもメスもかなり近い色味のようで、

あの子がどっちだったかは不明。

「成鳥の大きさは29 cm」とあるよりは

やや小さかったような。

まだ若鳥だったのかしらん。






木をつつくとき、頭痛がしませんように。。。

(ずむ祈る)








つたない文章に最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。( ̄▽+ ̄*)