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日本語が話せない

 

外国人のパートナーを持ち、

 

日本に住んでいる方全員に向けて

 

このブログを書いています。

 

あなたのパートナーは異国の地で

 

入院したり手術を


受けたこと

 

がありますか?

 

私は想像しただけで、身震いがします。

 

ちなみに私は

 

医療職で20年以上


のキャリアがあります。


病院も4ヶ所勤めたことがあります。

 

英語も多少なりとも話せます。

 

そんな私ですら、海外で病気になる、

 

手術を受けるのはとても怖いです。

 

 

 

ちょうど1年前の今日、2020年12月24日、

アメリカ人の私の夫は心筋梗塞

 

になりました。

 

 

 

いつものお気に入りの山へのウォーキングから、

 

昼過ぎ頃、家に戻って来て

 

「なんだか調子悪い」

 

右の脇の下が変な感じ

 

がする」

 

と言ったのです。

 

左だったらすぐに救急病院に連れて行くところ

 

ですが、

 

右だったので心臓ではないと思っていました。

 

その年の9月に原因不明で右耳の下が腫れたこと

 

があって、私の病院で抗生物質の点滴を受けたこともあり、

 

「リンパか何かかな?」

 

くらいにしか考えていませんでした。

 

痛み止めを飲んでも良くなるどころか、

 

どんどん症状は悪くなっていきました。

 

平日でもあったので、

 

かかりつけ医に連れて行きました。

 

 

レントゲン、エコーしてもよく分からず、

 

そのうち夫は脂汗をかき、痛みが我慢出来ない、

 

じっとしていられないと外に出て、

 

車にもたれかかって苦しんでいました。

 

普通じゃない。

おかしい。

いつもと違う

 

と私は感じ、

 

救急病院を紹介してくれと頼み、

 

かかりつけ医で電話してもらいました。

 

でもなかなか、救急病院は見つからず、

 

一ヶ所目は断られてしまい、

 

2ヶ所目の病院に電話しているところを

 

聞いていても、

 

らちが開かない様子が見て取れました。



もう待てない‼︎

今決断しないといけない

 

私は待合室で、電話している事務員に向かって

 

こう言いました

 

「もういいです!もう待てません!

 

自分で救急車を呼びますから!!!!」

 

と叫んで、車に彼を乗せ、

 

自宅に向かいながら救急車を呼びました。

 

夫「僕はもうここで死ぬんだ」

 

私「そんなことさせるか!」

 

程なく救急車が来ました

 

*後から夫に言われましたが、私は夫に

 

I'm gonna call『911』‼︎

 

と言ったそうです。誰も来ませんよね…

 

 

 

救急隊員『D病院とA病院が

 

受け入れてくれそうですけど、どうします?』

 

(D病院は評判良くないので絶対にお断りだ。)

 

私『え?A病院は私の職場ですが。。。

 

どうするTentei(夫)?』

 

夫『僕のカルテが君の病院にあるんだし、

 

君の病院行くよ』

 

自分の病院か〜あの先生とかあの先生だけには

 

主治医になって欲しくないなーあ〜どうしよう。

 

救急車の中から、直属の上司に電話して、

 

救急で向かうことを告げた。

 

※後から聞いたらいろいろ根回ししてくれていた

 

そうだ。

 

 

 

院長が救急対応してくれた。

 

夫は日本語分からないので全部通訳した。

 

えっとこの単語、英語でなんて言うんだっけ?

 

 

院長「なんだろな〜う〜ん。手は動くし。

 

麻痺じゃねえみたいだしな。

 

あれこの人、心電図撮った?」

 

私「救急車の中では撮ってて異常無かったって

 

言われましたけど…。」

 

院長「一応撮っぺ」

 

〜心電図を撮って〜

 

院長「あれ??」

 

看護師「え、私、逆に撮りました??

 

私、間違ってないですよね?」

 

院長「ん?」

メガネを外してもう一度心電図を見ている

 

院長「こりゃあ…」

 

私(なんか波形変だな…)

 

院長「こりゃ、心筋梗塞だべ」

 

私「え!!」

 

院長「心カテしないとだな。A先生呼んで!」

 

診断つけるのに10分もかからなかった。

 

私「You have a cardiac infarction.」

 

夫「??」

 

え、なんで分かんないんだろ?ググってみよ

 

私「HEART ATACK!」

 

夫「WHAT??」


(※後から聞いたが夫の家系は心臓疾患が


多い家系だった。)

 

それから、PCRやら、なんやらをいろいろして、

 

循環器Dr.のA先生が来て

 

心臓カテーテルの手術

 

の準備が整いました。

 

なんと私は

 

手術室に一緒に入り、


通訳しながら手術

 

に立ち会うことになりました。

 

局所麻酔で意識がある状態で手術するため、

 

今から何をするかを

 

正確に言わないといけないのです。

 

本来なら家族はもちろん

 

手術室・処置室には入れません。

 

コロナ禍なのでなおさらですが、

 

私は職員なので特別に入らせてもらえました。

 

 

 

『足の付け根を消毒をして、局所麻酔をします。

 

その後、大腿動脈からカテーテルを入れます。

 

手のひらを下にして動かないで下さい。

 

カテーテルで心臓の冠状動脈まで進めて、

 

血の塊を吸引します。

 

その後、バルーンで血管を広げて、

 

ステントを留置します。』

 

これを手術台の隣にいて、通訳しました。

 

I will swab your groin 

 

and give you a local anesthetic. 

 

Then I'll insert a catheter 

 

through the femoral artery.

 

Keep your palms down on the table

 

and please DO NOT move your body 


during this surgery.

 

The catheter is threaded to your coronary arteries, 

 

and the blood clot is sucked in.

 

 Then a balloon is used to dilate 

 

your coronary artery and a stent is placed.

 

夫の隣にいて、私ももちろん

 

かなり緊張していましたが、

 

夫にそんな顔は見せられません。

 

あなたは絶対に大丈夫だ


と言う風にふるまいました。


私は家族だけど、医療従事者ですから


不安は必ず伝わってしまいます。


1番不安なのは夫ですから

 

手術が開始されモニターに

 

彼の動脈が映し出されました。

 

循環器のDr.と放射線技師、看護師、

 

ME(臨床工学技士)、臨床検査技師、

 

そして私がそこにいました。

 

途中でDr.が除細動器

 

(心停止した時に蘇生させるやつ)

 

を臨床工学技士にスタンバイさせたのを

 

私は聞き逃しませんでした。

 

 

心停止する可能性があるので

 

コードブルーに備えているのです。

 

実際にこの場所でコードブルーになって、

 

病院中のスタッフが駆けつけることが

 

何度かありました。

 

 

無事に手術を終えて、ここを乗り越えて、

 

絶対にここから帰るんだ

 

絶対に帰る

 

 

彼の表情とモニター、

 

Dr.の表情、検査技師のモニタリングを

 

見聞きながら、ずっとこう思って


神様に願っていた。

 

カテーテルが入ってからは、

 

特に通訳することもないため、

 

モニター室にいていいと言われた。

 

途中、一緒に働く別の医師や

 

上層部の本部長も心配で来てくれた。

 

夫は意識を失ったり、状態が悪化することなく

 

無事に3時間ほどかかって手術は無事終わった。

 

3時間身動きしないで手術台にいて

 

背中も腰も痛いが、

 

ここからまた3日間は動脈内にバルーンポンプを

 

入れておくため、起き上がったり出来ない。

 

ここからがまた辛いと看護師から伝えられた。

 

間違って寝てる時に足を曲げたりしないように、

 

足首をベッドに縛られた。

 

アラーム、モニター音が鳴り響く


NCUには合計で5日間いた。

 

『クリスマスイブin 2020の10個の奇跡』に続きます。

 

 

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