『サピエンス全史』は、人類の歴史と文明の進化について包括的に探求した本です。
大まかに。
- 人類は約250万年前にアフリカで誕生し、ホモ・サピエンス以外にも多くの種類が存在した。
- ホモ・サピエンスは約7万年前に「認知革命」を起こし、虚構を信じる能力を獲得した。これにより、大規模な協力や文化の創造が可能になった。
- ホモ・サピエンスはアフリカを出て世界中に広がり、他の人類や動物を絶滅させた。また、自然環境にも大きな影響を与えた。
- 約1万年前に「農業革命」が起こり、人類は狩猟採集から農耕に移行した。これにより、人口や食糧は増えたが、個人の幸福度は低下した。
- 農業革命は社会の階層化や不平等を生み出し、宗教や国家などの虚構の枠組みが発展した。人類は虚構に従って行動するようになった。
- 約500年前に「科学革命」が起こり、人類は自然現象を理解し、操作する方法を発見した。これにより、技術や産業が急速に発展した。
- 科学革命は資本主義や帝国主義などの新しい経済や政治の形態を生み出し、人類は世界を支配するようになった。しかし、幸福や平和は保証されなかった。
- 科学革命は人類の自己像や価値観にも変化をもたらし、人間中心主義や個人主義などの思想が広まった。人類は自分の幸福や自由を追求するようになった。
- 人類は現在、生物学的・社会的・心理的な制約から解放されようとしている。人工知能やバイオテクノロジーなどの技術を使って、人間の能力や寿命を向上させようとしている。
- 人類は未来に向けて、新しい課題や選択肢に直面している。人間とは何か、幸福とは何か、どのような社会を作るべきか、などの問いに答える必要がある。
幸せとは何か考えさせられます。