Pearl Jam(パール・ジャム) - Vitalogy | あれこれ何とか好奇心

Pearl Jam(パール・ジャム) - Vitalogy

グランジ」といえばNirvana(ニルヴァーナ)がすぐに一般的に出てくると思うんだけど、私は当時、Nirvanaと並んで「両雄」ともいわれたPearl Jam(パール・ジャム)も、好んで聴いていました。あまり日本では人気ないのでしょうか。。


一番好きと言うか、良く聴いたのは、これかな。


Pearl Jam
Vitalogy


試聴クリック


ムチャムチャ売れた1stの「Ten」とか、2nd「Vs」も聴いたけど、94年に発表のこのアルバムをよく聴いていましたね。Pearl Jamの試行錯誤期に当たるのかもしれないけど、なぜかスゴク惹かれましたね。


ちょうど、Nirvanaカート・コバーン(「コべイン」って言うヒトもいますね。。)が亡くなった後、まもない頃に作られた作品で、いろいろ関連して評価されていたのを思い出します。


それまでの彼らの作品は、各曲のクオリティは高かったのだけど、グランジといえども、スムーズな音に聴こえていて、微妙に迫力に欠けるかもって少し思っていました。

でも、この「Vitalogy」の1曲目の「Last Exit」を聴いて、しばらく2曲目以降に進められなかったですね。何とも言えないエッジの効いた演奏の音と迫力、ボーカルの絶叫に近い切実さ、曲の盛り上がり、素晴らしいと今でも思います。

アルバム全体も、重い雰囲気に少し覆われてはいるものの、素晴らしいテンションを維持していて、本当にグランジという枠を抜けた、「ロック」なアルバムだなっと当時は(本当に)思いました。

Pearl Jamはこのあんまりポップじゃないアルバム以降、だんだんとそんなに話題に上がらなくなってきたんですよね。常にNirvanaと比べられた不幸があったと思うんだけど。

この後の、少し実験的な96年のアルバム「No Code」も結構良く聴いていました。00年のアルバム「Binaural」とかも肩の力が抜けたような佳作で好きでしたけど、これ以降は私も作品を追わなくなりました。

(というか、私自身がアップデイトに情報を入手して音楽を聴かなくなってきた時期とも重なるかもしれないですけど。)


この「Vitalogy」、怒涛の1曲目だけじゃなくて、「Spin The Black Circle」、「Not For You」、「Whipping」の追い立てられるような勢いのある曲も好きです。


Corduroy」もサビのメロディーが美しく、テンションが高いながらも味わいのある良曲です。加えて、「Nothing man」や「Better Man」もじんわりと耳に染み込んできます。

全曲すべて聴き易いという感ではないですけど、なかなか聴き応えがあるアルバムだと思います。

実は、昨日、ふと、iTunesでランダムにシャッフルして曲を聴いていた時に、彼らの「Satan's Bed」と「Better Man」が連続して聴こえてきたので、久しぶりに「Vitalogy」を聴きなおして、この記事を書いてみました。

シャッフル機能にして、同じアルバムの曲から2曲連続で聴こえてくるなんて珍しかったので(笑)。