2月8日。鼠径ヘルニアの手術をしました。
鼠径ヘルニアとは、昔でいう「脱腸」
筋膜から腸の一部や内臓脂肪が飛び出してくる症状。
ヘルニア=椎間板ヘルニアと思ってる方おおいですね!。
ヘルニアとは、体内の臓器などが正常な位置から飛び出た状態の事です。椎間板以外にもいろんなヘルニアがあるのです。
僕は鼠径部のヘルニアです。
僕は内鼠径ヘルニア。
症状は去年秋くらいから。
ランニング中に左下腹部が痛み出しました。
最初のうちは痛みを無視して走ってましたが、シャワー浴びてる時に左鼠径部がボコっと腫れているのを発見。いわゆるタマタマの少し上あたり。
卵くらいの大きさ。
その腫れは押さえるとへっこむ。寝るとへっこむ。しかし立ち上がると「ブリッ」と外に出てくる。その瞬間が気持ち悪いし痛い。
走ってると凄く痛いし、空手の最中も痛い。
気付かれないように、出てくる腸を押し込みながら続けていました。
しかし、どんどん腫れが大きくなり何もしなくても痛みが強い状態に。仕事中もお客様に悟られないように我慢。
いよいよあかんな、と外科に行ったところ「鼠径ヘルニア、いわゆる脱腸」との診断。腹腔鏡手術ですので、一泊二日の入院で帰れるし今のところ外科手術でしか飛び出た腸は戻せないとの事。
このままだとランニングも出来ないし、仕事もままならない、と手術を決断しました⚔️。
下の画像が腹腔鏡手術です。
体に3~4箇所1センチ程の穴を開けて、管子やカメラを差し込んでする手術。全身麻酔です。
全身麻酔は過去2度経験。意識の強制終了ですね。
さて手術当日。
こういう特別な事って、なかなか現実感が出ないものです。
病院に入って術着に着替え点滴を打たれてもまだ現実感が出ない。
病人感は一気に出ますが。
そうこうしてると看護師さんから手術室へお呼びが。
「へー!総合病院の手術室っていくつもあるんやね」と中に入ってわかりました。
Dr.が「はい。ベッドに横になって」「今から麻酔が入るので起きたら終わってます」
麻酔が入る時って、凄く血管が痛むんですよね。「あー、これこれ。全身麻酔ってこの痛さやった」と思ったらもう落ちてました。
「笹月さん、終わりましたよ。起きて下さい。」との声で目覚め。約2時間の手術。
病室に戻ったら足の血栓防止の為、プシュプシュ自動で動くポンプを両足に巻かれる。締め付けがけっこうキツくて不快。おしっこ行けないので尿道に管を通されてます。めっちゃ不快。
腹腔鏡なので大きな切開がないのに、やっぱり切った所は痛い。動くと傷痛い、尿道の管さらに気色悪い。足のポンプは動き続けてる。ずっと同じ体勢で寝てるし尻も腰も痛い。
まさに不快の塊です。
看護師さんが2時間おきに点滴、体温、血圧測りにくる。
これは寝れんな。一日耐えるしかない。
長い夜を乗り越えるには音楽の力が必要。
NO MUSIC.NO LIFE
僕は音楽が本当に大好き❤。ずっと助けられてきた♫。
この日助けてくれたのは
JASON MURAZ
この苦しい夜も癒してくれる。
ほんと素晴らしいアーティスト!
また音楽に救われました♫。
長い夜も明け、体の管が一つ一つ外されていく。
俺は自由だー‼︎。と動きたいけど、痛くて簡単に動けない。もっと楽に動けると思い、退院翌日からいつつも予約頂いてたのけど、全てお断りしました。
この状態ではお客様に、全力でお返しできない。
見通しの甘さで大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。
痛みは日にち薬で良くなるのを待つしかない。焦らずに。
しかしこの手術でまた学びました!。
痛み、苦しみに更に寄り添える施術家への、いいステップになったと思います。
この「鼠径ヘルニア」にも感謝ですね。サンキュー脱腸‼︎
全身麻酔という仮死状態からREBORNした訳です⚰️。悔いのないよう、過ごしていきます。
あー、手術の傷は痛いけど脱腸は引っ込んだ!。早くトレーニング再開したい