第13回 父は母を馬鹿にしているのか、なんなのか問題。 | 70代母、自分の殻を破って、北海道で犬を飼う(仮)

70代母、自分の殻を破って、北海道で犬を飼う(仮)

遅かりし、母と娘と、願わくば父の自立物語。

こんなことを、

母に黙って(笑)

書いているんですが。

 

母の移住計画自体は、

まだまだ白紙状態です。

 

白紙状態というのは、

現実的には、まだ何も決まっていない状態ということです。

 

当たり前と言えば、

当たり前なんですが、

 

母の心の中で、

一進一退を繰り返しているわけです。

 

年齢的に、こんなことしていいのか。

金銭的に、こんな贅沢な事していいのか。

 

そんな風に、

いわゆる、コンフォートゾーンを抜けるため、

母は、日々戦っていて、

たまに会うと、ぐったりしていたりして。

 

やっぱり無理かも、

とりあえず、近所の安い家賃のとこに引っ越そうかな。。

など、元に戻ろうとする力、働きまくりになっています。

 

私から見ると、

70代で、

こんな、若人のようなことをしていて、

この人すごいなーって思うのですが、

 

母からすると、

この年齢で、こんなに悩むのか。。と悩むんだそう(笑)

 

こんな母の、

一番の難敵は、

「父の言葉」なのです。

 

その言葉の中には、

 

全く、私の気持ちが伝わっていない!

私のことを馬鹿にしている!

自分のことしか考えていない!

 

と、母が強烈に感じる、何か、が

溢れるほどに含まれているみたいで(笑)

 

これも、

母が感じることで、

増長している部分も大きいのですが、

 

父と会話するだけで、

母の気持ちは乱高下し、

疲れ果てるのです。

 

父が母を馬鹿にしているかどうかは分かりませんが、

母が離れていく、という状況が、想像できないだけなのかな、と思います。

 

子供が、

お母さんがいなくなることを想像できないのと一緒で、

想像なんて、出来ちゃったら、悲しさと不安と恐怖で、

泣きわめきますよね。

 

だから、

父にとって、母は、

妻では無くて、母なんですよね、多分。

 

そういう意味でも、

父は、一度、母から独立するべきだよな、とも感じています。

 

そして、

父の不用意(笑)な一言一言が、

母を独立の道へと押し出していくのです。

皮肉ですね~。

でも、これも、もしかしたら、

母にとって、父は、夫では無く、父親だったのかもしれません。

 

ああ、なんか、書きながら納得。

 

私の両親の、

それぞれとの親との関係を聞いていると、

この辺のことは、とても理解できる感じです。

 

こんな感じで、

本当に少しずつ、

母は前に進もうとしています。

 

でも、これは、

父との離別が目的なのでは無く、

母の独り立ちが目的であり、

彼女は、いまだ、独り立ちということを、

していなかったのかもしれません。

 

つづく!