第10回 ~北海道旅行編③~ 自分の扱いの違いに気づく | 70代母、自分の殻を破って、北海道で犬を飼う(仮)

70代母、自分の殻を破って、北海道で犬を飼う(仮)

遅かりし、母と娘と、願わくば父の自立物語。

北海道旅行の日も近づき、

そろそろ、細かいことを決めよう。と、

3人で実家に集まり、旅行計画を立てようとなりました。

 

当日、私は午前中だけ仕事があり、

途中でランチに何か買って、

合流する予定でした。

 

事前に、

母と妹には、

何を食べたいかを聞いて、

母は、脂っこくなければ、なんでもいいよ。という感じで、

妹は、柿の葉寿司を指定。

 

私も自分のお弁当を買い、

足りないかなと思い、おかずに唐揚げを買っていきました。

 

そして、

実家に辿り着くと、、

 

なんと、母が、唐揚げを揚げて待っていたのです。。

 

は?なんで?どうして?

なんで、何を食べたいか聞いたときに、

唐揚げ用意してるって、言わなかったの?????

 

となり、

怒りなのか、落胆なのか、

とにかく、プルプルしていると、

 

別にいっかなーって思って。

 

という軽い返事が。

 

唐揚げを買ってきちゃったよ、と言うと。

 

あら、じゃあ、持って帰ればいいじゃない。

夕飯にしたら?

 

と、、、そういう問題じゃない!!!

 

しかし、母には、こういうところがあり、

ガチガチに縛られているかと思えば、

変なところで自由。

 

この行動が、

私は、すごく自分を蔑にされていると感じて、

とても辛かったのです。

 

お昼を買っていく、何がイイ?、といった時点で、

唐揚げ用意しておくから、と言ってくれれば、

余計に買わなくても済んだし、

そういう事を考える人間だって、

40年以上、母親やってても分からないんだ、、という感じで、

 

私が、母が別におかずを作っている可能性を加味して、

お昼を買いに行かなくちゃいけないのかよ、と思っていました。

 

私の被害妄想も、すごかったんですね。

 

ランチの話については、

一応、私が飲み込む形になり、

(と、私は思っていましたが、母は分かりません(笑))

 

母の唐揚げと、

開けられることのない、

私の唐揚げと、

なんだか胸やけしそうな食卓となりました。

 

唐揚げなんて、

本当に、スグ食べてしまうんですけど、

 

お昼を用意するというのは、

私なりの気遣いで、

そこに、黙って唐揚げを準備して、

こちらが、不満そうにすると、

あんたたちのために、したのに。

みたいな感じになられて、

また、私の感情を揺さぶることになり。

 

本当に、どちらか一言、

おかずとかいる?

唐揚げ揚げとくから。

と、言えば、なんてことの無かった話なんですが、

私達には、それが言えなかったんですね。

 

そして、この後、旅行計画を、、とならず(笑)

 

母親のタブレットの使い方講座、となるのです。

 

なんで、それ、今やるの。。という感じで、

結局、しばらく時間を取られてしまうのですが、

ここで、私は、自分と妹に対する、母親の対応の違いを、

初めて見る事となり、何とも言えない、心境になるのでした。

 

つづく!