夏の朝の話


家を出て駅の方へ歩いていると、

“のっしのっし”と巨漢の会社員が

私の先を歩いているのが見えてくる。



その後ろ姿を見て毎回思う。

大乃国じゃないだろうか?って。

相撲のね。

今は芝田山さんだっけ?



私の随分先を歩いている大乃国は

それはそれはゆっくりで、

途中で私は大乃国を追い抜くのだ。



その段々と彼に近づく時、

ふぅDASH!ふぅDASH!と苦しそうな息遣いなのが分かる。


そしてなにより、

ワイシャツがビショビショなのだ。


ビショビショにも程があるだろ!!

ってぐらいのビショビショ具合。


中のアンダーシャツはもちろん、

ワイシャツも体に張り付いている。


背中だけじゃない。

全部ビッチャビチャなのだ。



夏なんてさ、

玄関開けて蝉の声聞いただけで

汗かいちゃうよね。


私だって大汗かくもの。

夏ってホント嫌いだわぁー。



そして毎回思う。


大乃国はこのあと駅に着いて

電車に乗るのだろうと。

そのビッチャビチャの体で?と。


満員電車だったら…  ガーン


いや、始発か何かで空いていても

座席にも座れないだろうし、

やはり途中で混んでくるし…


どうやって乗っているんだろう。

周りの人たちは??


などと勝手に心配してしまう。



大乃国、健康のためにも

もう少し痩せた方がいいかもよ。

スイーツ好きなのは分かるが。


って、それは本物の大乃国か。



私もダイエットしよう。

と思う今日このごろ。



最近は朝涼しくなってきて

背中が若干湿ってる程度。






勝手に撮ってごめんなさいねお願い