朗読劇 『私の頭の中の消しゴム』
ドラマや映画でお馴染み作品を朗読劇で上演です
浩介:加藤和樹 薫:安倍なつみ
出演者は2人
セットと映像、舞台には2つの椅子が並べられています
基本的に椅子に座っての朗読なのですが
あちこち移動したり、セットから台本をだしたり
いろんな場所を利用しながらの進行でした
朗読で綴られるストーリーからイメージを膨らませながら
どんどん物語の世界に入っていくことができました
建築現場で働く 浩介と お嬢様でアパレル会社勤務の 薫
出会って→反発→気になる→好きかも?→会いたい
そして付き合うようになり、いろいろ乗り越えて結婚
結婚後に浩介の心の傷:浩介の家族問題に直面
2人で再び困難を乗り越えて 夢や幸せを噛みしめていた矢先に
薫の若年性アルツハイマー病が判明
どんどん記憶を失っていく薫と、支えていく浩介…
という流れのストーリーでした
正直、ストーリー展開は つっこみどころ満載でした(^▽^;)
が、そんな事は超越して…
和樹くんと安倍さんの熱演に見入ってしまいました
浩介は激情型で不器用だけど あたたかい
薫は猪突猛進だけど純粋で明るい
惹かれあうのが自然に感じる流れで引き込まれていきました
自分的にはストーリー上で展開される薫の行動に共感できず
ハラハラするやら戸惑うやらで(^▽^;)
しかし、安倍さん演じる薫は明るく聡明、愛情深く好感が持てました
病気が進行するなかにも健気に生きる様子を丁寧に演じていました
安倍さんの薫が素敵だったので心を寄せる事ができました
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●ここからは、盛大なネタばれ&突っ込みポイントになります●
自分勝手な想いになりますので…ご了承ください m(_ _ )m
浩介は子供の頃に母親に捨てられて傷付き心を閉ざしていました
その事を知った薫が 『許す』 『心を開く』 ことを諭します
母の過去を許す
そして、今、母が抱える借金問題も助けてあげましょう、、、と
えーーーーー(°д°;)まじか…と
しかも、一戸建てを買うために貯めていたお金を全部差し出してしまう
それでも足りなかったという描写もあったし…
『許す』ということは『受け入れること』
そして、これから先も『背負う覚悟』が必要です…
お金を差し出して解決するならともかく、足りなくて、、、
浩介が親の借金問題まで全て背負うなんて…いくら親の為でも…と
お金の問題は法律での解決を模索し、親を助けると同時に自立を促し
なるべく夫の夢を守ってあげるべきなのでは??
と、盛大に つっこんでしまいました (;´Д`)ノ
さらにビックリしたのは…
浩介に『心を開いて』と諭していた薫ですが…
自分の病気の事を半年以上黙っていたことです (((゜д゜;)))
心を開けと言っていた人が、心を閉ざしているなんて…
ましてや親の問題とか夫に背負わせてしまっているのに…
自分だったら いたたまれないです (´□`。)
これから先の事を思えば病気の事はすぐに打ち明けて
一緒の乗り越えるか、別れるか、話し合うべきでなのでは??と
自分が純粋に人を信じられる素直な年頃だったら
すべてに共感して、その愛に涙が止まらず感動したと思うのですが
いろいろな事を経て心が歪んでしまった今の私には(笑) Σ(゚д゚;)
フィクションだと分かっていても
戸惑いと つっこみどころが満載すぎました (;´▽`A``
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ああ、やっぱり『許す』って難しい、深いな~とか (>_<)
病気が進行する中で、打ち明ける事に迷いがあったのか
判断できないくらい、いっぱいいっぱいだったのか、、とか
いろいろ考えてしまいました
やっぱり健康が一番ですね
病は いつ自分に降りかかるか分からない
病気が進行していく薫と支える浩介の様子が色濃く心に残っています
いろいろ突っ込んで しまいましたが (^▽^;)
ほんとに、安倍なつみちゃんの明るさが救いでした
そして、和樹くんの深い愛
2人のコンビネーションから織り成される物語は好きでした
朗読劇は初めてでしたが、また観てみたいなと思いました
和樹くん、素敵だったし (≡^∇^≡)
薫の行動を突っ込んでしまうのは
浩介寄りで見ていたから??でしょうか…
いやいや、姑のようになっていた訳ではありません Σ(~∀~||;)
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朗読劇を終えて…
5月2日から和樹くんのライブ全国ツアーが始まりましたね
たくさんの出会いと感動に包まれることを祈っています