里親応募の前に、里親募集ページに掲載されているプロフィールと応募する子のブログの記事を全てお読み頂いてから応募して頂きたいのはもちろんのことなのですが、
お見合い後→トライアル決定→その後
の事についてのお話をお伝えしたいと思います。
トライアル決定〜開始まで
応募前にHPの「譲渡の流れ」のページは読んで頂くのは大前提ですが
トライアルが決定したら、
「トライアルまでに揃えて頂くものリスト」
こちらのページ確認しながら準備を進めることになります。
・補足事項としてお伝えしたいこと
・譲渡予定の子の準備する物に関わる事
(身体のサイズ、フード、生活についての注意点など)
これらを詳細にお伝えさせて頂いており、ちゃんと伝わっているかが心配でつい長くなってしまったり、やり取りが多くなることもあります。
長年犬を飼育されてきた経験から自分の飼育スタイルとは違う事であったり、会の方針には従えない、頻繁に連絡を取り合うのは苦手だ…
などと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ちょっとうるさいと思われるかもしれないこちらからのお願い(脱走防止対策や生活面の配慮など)もありますが、気をつけていれば防げたような事で里親様と犬自身が事故や怪我などに遭わないためにお願いしていることでもあり、
里親様とアイドッグのスタッフ、そして新しい環境に身を置くことになる保護犬自身も安心してトライアル開始日を迎えられるように1〜2週間の間に頻繁に連絡を取って準備を進めて頂くことになりますし、トライアル期間中には日々の様子をお写真と共にご報告頂くことになります。
「トライアル」=お試し
という意味ではなく、
正式譲渡を前提とした飼主適正試験期間になるので、不明点や不安に思うことはお見合いで質問して頂き、よく検討してからお申し出いただきたいと思います。
正式譲渡は永遠のお別れではない
正式譲渡になってもアイドッグと里親様の関係が終了するわけではなく、現在はコロナの影響で開催できていない「卒業犬オフ会」への参加のお誘いや、譲渡後1年間は1〜2ヶ月に1度、譲渡された犬の近況報告、2年目からは年に1回?たまにでもいいので近況報告をお願いしています。
卒業後もたまに頂くご連絡は大変嬉しいもので、私たちの活動のエネルギー源にもなっているんです。
Instagramで相互フォローしていて近況は見ているからLINEで直接ご報告頂かなくてもOK
というパターンもあったりもしますけど。
私は他のスタッフの預かり犬の里親さんとInstagramで繋がっていたりもするのですが、自分の預かり犬でなくてもアイドッグの卒業犬が幸せに暮らしている様子が投稿されているのを見るのもすごく幸せな時間だったりもします。
保護犬の預かりをしていると、
「一緒にいる子と別れるのは辛くないの?
私はそんなお別れ絶対出来ないし無理だわ〜」
などと言われることがあります。
いつか別れがある前提で預かっているし、
家の預かり犬が一番可愛い!
と思って愛情を注いで短い時間を一緒に過ごしていますが、
「家にいるより幸せになる!」
と思う里親様のもとへ送り届けているわけなので、
別れは少し寂しいけど自信をもって手放し、お別れ出来るようにトライアル開始までの準備を進めて頂いています。
今はコロナの影響で年に1度の「卒業犬オフ会」が開催できていませんが、
卒業犬オフ会でまた会えるし、
里親さんのお家の近くに行くことがあって、
タイミングが合えば会いに行ってもいいのでは?と思うし、
たまに頂くご報告で幸せな様子のお写真を送ってもらえるから笑顔でお別れができるんです。
だけどそれは里親様たちとの信頼関係があってこそなわけで、信頼してもらえるように、気軽に連絡してもらえる関係になれるようにコミニュケーションを取っていきたいと考えています。
譲渡した子に何かあった時には連絡をしてほしいし、親バカ近況報告も大歓迎なので。
たまに連絡を取る遠い親戚や犬友ができたように思っていただきたいと思っています。
里親様たちが譲渡された子に愛情を注いで親バカになってくれているご報告が、保護犬の預かりをさせて頂いてるなかで本当に嬉しく、幸せを感じる瞬間でもあるので、譲渡された子を通して細く長いお付き合いになっていくということをご承知頂けると嬉しいです。
と、ここまで読まれて
「そんな関係望んでないし、
私はただ保護犬の里親になりたいだけ。」
とか、
「里親になるのって面倒くさいんですね。
だったらペットショップで犬買うわ。」
と思ってしまう方もいるかもしれませんが、
もしもあなたが保護犬の預かりをしていたら…?
と想像してみてください。
短い期間でも自分が大切に育てていた子とお別れしたとします。
その後どうしているのかな?
元気にしてるかな?
家族に愛されて幸せに過ごしているかな?
と、気になるはずです。
2年目からは年に一度、家の子記念日の時にでも思いだしてくれて連絡してくれるだけでもいいんです。
想像したけど、
預かりの人の気持ちとかどうでもいいわ。
と思われた方…
さすがにいないですよね?
いますか!?
もしいたとしたら…
想像力フル稼働でお願いしま〜〜〜す!!
と、こんな話を書いていたら、
私の預かり犬だった子の里親の皆さんと、インスタやブログで幸せな様子を投稿してくれているアイドッグの里親さんたちへの感謝の気持ちでいっぱいになってきました。ありがとうございます
というわけで、
長くなりましたが、里親応募の前に少し先の事も頭の片隅に置いて頂けたら嬉しいです。
アイドッグ・レスキュー隊HP