※宙組についてマイナスなことを書くので注意してください。
昨日宙組再開の発表があって、私は見に行くか見に行かないか、どうしようかなあと未だに悩んでおりまして
多分こんなことを書くと、「見たい人がいっぱいいるんだから迷うくらいなら来るな!」とか言われるんだと思うんですけど……。
でもね、私は宙組109期に応援している子がいるし、他にも応援している宙組生がたくさんいるから、見に行きたい。
だけど、どんな気持ちになるのかが本当に分からない。
ご遺族が許すとか、合意書締結を結んだとか、それとは別に、私の感情というものがあります。
私の感情は、まだ、彼女を応援できそうにないんです。
ちょっとの火傷で熱いのに、どうして謝ることができなかったのか。人としてその部分には、え? と思う感情がずっとずっとずっと拭えないんです。
私は彼女が大好きで、それはチャーミングなお顔や舞台技術だけではなくて、「人間性」も含んだ好きだったんだと思うんです。
ひとりの舞台人として応援したいだけではなく、ひとりの人としても好きだったんだと思います。
だからこそ、彼女がすぐに謝らなかったのだろう事実がずっと固いしこりみたいに私の中に残りました。
人に怪我をさせたらすぐに謝る。どんな小さな傷でも、ごめんね、大丈夫? と声をかける。
これは私にとって当たり前のことで、そうしなかったのだろうかと思うと、私は彼女の舞台を見て笑える自信がないんです。
結局、手紙での謝罪さえ期日までに間に合わなかったことに、私の中でなにかがポッキリ折れてしまった感じがあります。
でも、私は彼女に何かをされたわけじゃない。だから、彼女を傷つけたいわけじゃない。
けれど、彼女の舞台を見て私は楽しいと思えそうにない。
じゃあ宙組を見に行かなければいいはずなのに、宙組の舞台は彼女ひとりで成り立っているわけではない。宙組下級生を応援しに行きたい気持ちだってある。でも、彼女に拍手を向けられないと分かっている自分が座っていいのだろうか、という気持ちになってしまう。
彼女のことを今までのようには応援できないと言うと、すごく、ひどいやつと思われるのかもしれない。1から100までの事実だって知らないし、一度失敗した人の再生を許さないのはひどいと罵られるかもしれない。
でも、こういう気持ちになっている人もいるって劇団には分かってほしい。
生徒さんたちの心身の健康のためにはもちろんだけど、客のためにも、今回みたいな悲しい出来事はあってはならないのだと身に染みて理解してほしいなと改めて思いました。
とにかく、下級生たちが苦しまずに舞台を目指せますことを祈っています。
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