劇団の会見も、遺族側の会見も見ました。


 劇団の会見は正直モヤモヤするところがありましたが、それでも今までの最悪な会見よりは随分マシでした。最初から謝ることができていたら何かが違っていただろうなと思います。


 同日同時に劇団が会見を決めたのは、遺族側の会見の方が中身に正直だということを分かっていたからだと思います。


 見比べましたが、さまざま正直に内容を示してくださったのはやはり遺族側の会見だなと私は思いました。



 遺族側の会見には謝罪文に対する内訳もありました。





 この記事にもありますが、『パワハラには少なくとも「宙組の上級生幹部、演出関係者ら10名は関わっている」』と指摘されていました。



 その内訳を「宙組の幹部上級生と言われる人は4人、宙組上級生は3人、劇団プロデューサー2名、演出担当者1名。完全に特定されているのはこの10名」と発表しています。



 そしてパワハラの加害者とされる10人のうち、パワハラの加害者とされる「宙組の幹部上級生2人、宙組上級生1人、演出家1人、プロデューサー2人の計6人」が直筆の謝罪文を提出したこと。



 ヘアアイロンで女性をやけどさせたと主張した宙組上級生の俳優からの謝罪文は「合意書提出の時点では、まだ受け取っていない」と答えていました。



 阪急・劇団側の代理人からは「時間的な問題で間に合わなかった」との説明を受けたと会見にて話していました。



 パワハラの①にヘアアイロンの件がありました。



 そのため、彼女からの謝罪の手紙がまだということに、ファンとしてショックな気持ちがありました。ヘアアイロンの件を認めたのなら、真っ先に謝罪すべきだと思うからです。



 ご遺族のコメントにも「ヘアアイロンの火傷のときに劇団に泣き寝入りせず抗議すればよかった」と記されていました。これは、ご遺族が一番後悔していることなのだと私は感じました。



 彼女の心境は分かりませんが、真摯な謝罪文をご遺族側に届けてほしいと思います。




 あとの3名は、退団した方々なのかなと察します。パワハラ行為に当たるにも関わらず、退団したからといって知らんぷりなのは、ご遺族に対しても今真摯に謝罪している6人に対しても、非情だなとは感じました。逃げ得と言われても仕方ないような気持ちにもなりました。

 一度でいいからご遺族の悲痛なコメントを読んでほしいと思います。




 劇団の会見にて、宙組が現体制のまま公演をいつか再開する意向だということが分かりました。これについて思うことはまた明日にでも記しますが、あの劇団がパワハラを認めたのです。あの劇団がパワハラと向き合ったのです。


 「パワハラはひとつもない」などと勝手に騒いでデマを流すファンがこれ以上ご遺族を傷つけませんように願っています。



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