また新しくイケコの外部お仕事が決まっていました。


 

 





 イケコの仕事が発表されるたびに、やっぱりどうしても引っ掛かるってしまうのは、あの件について堂々とした説明がないことなんですよね……。


 堂々と潔白を発表すればいいのにそれをしないところがさ……それでも仕事が次々に決まっていくところがさ……ちょっと腑に落ちないところはあるわけです真顔



 だって、もしもイケコの件がもっとネットで大炎上していたら、どこかが何かしらの声明は発表されていたと思いません?


 なんなら、しっかりした調査が実施されたかもしれなかった。


 でもイケコは本当に大御所だし、そんな大御所の記事についてボヤ程度の騒ぎにしかならなかったから、「じゃあこのままでいっか」 みたいな。 そういう有耶無耶になっていきそうな居心地の悪さがあります……。



 わたしはこの間アルカンシェルを観て、 花組生の姿に感動したけれど、 それを演出したイケコのことは考えないようにして見ていた節があります。普段ならもっと演出家の名前も出して褒めたいところを、 花組生たちしか褒めることができない、みたいな感覚です。



 ああいうふうに記事にされたことによってイケコの中で反省があり、 ハラスメントをしない人になっているならまだいいけれど、(元々ハラスメントをしていないなら一番良いけれど)、「記事にされたところで仕事に支障がないなら別に変わる必要はない」と開き直られていたらマジで最悪だな、と



 あと、劇団に即解雇された原田くんとか、今どんな気持ちを抱いてんだろ……ってことも考えてしまう。


 原田くんの解雇が妥当だったとしても、イケコ以外にも週刊誌に取り上げられた数名の演出家たちがいました。それでも彼らは解雇されず、なんならイケコ同様、次々に仕事が決まっていくこと、原田くんはなんにも思わないのかなあ……とかはどうしても考えてしまいます。



 さらに言うなら、そういう説明とかがなくても仕事ができるイケコと、 完全に巻き込まれ事故にもかかわらず舞台に立てない宙組 109 期生の差とかね。


 こんなおかしい話がこの世にあっていいの? みたいな感覚はずっと心の中にあります。


  先に仕事が決まるの、宙組下級生たちじゃなくて潔白を訴えないイケコでいいの? みたいな。


 こんなこと書いているけれどわたしは別に正義の人じゃありません。ただ楽しく舞台を観たい一般人です。


 舞台のチケットって高いから。 特に外部なんて庶民には贅沢な値段だったりするから。 遠征するならさらにお金がかかるから。 せっかくそんな高いお金を出して観劇するなら気持ちよく舞台を観たいし良い思い出にしたい。

 その「気持ちよく観るための条件」が、演者やスタッフ間によるハラスメントがない、とか。 そういう当たり前のことなんですよね。


 誰かが嫌な思いしながら作られた作品とか、誰かに嫌な思いさせている人の作品とか、そういうの知っちゃうだけで萎えちゃったりするから。


 あと、自分が楽しんでいる作品の裏側で誰かが苦しんで泣いてるとか普通にすっごく嫌だから。


 だからこそ、そういう一般客のエゴとして、舞台を提供する側には最低限のモラルとコンプラは守っていてほしいとずっと思ってます。


 指導という名のハラスメントとか、舞台っていうのは素人が想像するよりずっと大変なんだとは思うけれど、指導は免罪符にはならないし、これから先もいろいろな舞台を応援したいからこそ、今回の宙組の件を機に、いろいろな見直しが劇団や外部にかかわらず進んでいってほしいとわたしは思っています。


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