認知症は、脳の病気障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。

 

  種類

アルツハイマー型認知症、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が委縮していく過程でおきる認知症です。

 


血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。

 

 

その他として、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など

 

  原因

高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が、認知症のリスクを高めます。また変性疾患(脳神経細胞の減少、脳の萎縮。)、脳血管障害、脳の圧迫、血腫、甲状腺機能低下なども原因となります。

 

 

  症状

中核症状(記憶障害、見当識障害、理解力・判断力低下)、BPSD:(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)行動、心理症状があります。

 

 

 中核症状とは、

記憶障害や見当識障害、理解力・判断力の低下があります。

 

 

具体的には、

記憶障害
・数分前、数時間前の出来事をすぐ忘れる。
・同じことを何度も言う。
・しまい忘れや置き忘れが増えて、いつも探し物をしている。  
・約束を忘れる。
・昔から知っている物や人の名前が出てこない。
・同じものを何個も買ってくる。

 

 

見当識障害
・時間、場所がわからなくなる。
・日付や曜日がわからなくなる。
・慣れた道で迷うことがある。 
・出来事の前後関係がわからなくなる。

 

 

理解力・判断力の低下
・理解力、判断力が低下する。
・手続きや貯金の出し入れができなくなる。
・状況や説明が理解できなくなる。
・テレビ番組の内容が理解できなくなる。
・運転などのミスが多くなる。
・仕事や家事・趣味、身の回りのことができなくなる。
・仕事や家事・趣味の段取りが悪くなる、時間がかかるようになる。
・調理の味付けを間違える。
・掃除や洗濯がきちんとできなくなる。
・身だしなみを構わなくなる。
・季節に合った服装を選ぶことができなくなる。
・食べこぼしが増える。
・洗面や入浴の仕方がわからなくなる。
・失禁が増える。

 

等があります。

認知症の中核症状には、記憶障害や見当識障害、理解力・判断力の低下があります。

 

 

次に、

 BPSD=行動、心理症状とは、

 

 

行動、心理症状には、

・不安、一人になると怖がったり寂しがったりする。
・憂うつでふさぎこむ、何をするのも億劫がる。
・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなる。
・怒りっぽくなる、イライラ、些細なことで腹を立てる
・誰もいないのに、誰かがいると主張する(幻視)
・自分のものを誰かに盗まれたと疑う(もの盗られ妄想)
・目的を持って外出しても途中で忘れてしまい帰れなくなってしまうなどがあります。

 

 

認知症のBPSDには上記のような症状が認められます。

 

  まとめ

本日は、認知症の種類と原因、症状についてまとめてみました。

 

 

認知症は、脳の病気障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。

 

 

認知症の種類や原因、症状を知り、理解を深めることで多くの認知症の方の助けになればと思います。ぜひ参考にしていただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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